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著書コラム

<具体的・効率的>英語学習最強プログラム
土屋 雅稔

写真:<具体的・効率的>英語学習最強プログラム

本書は、読者の役に立つことを目指して書きました。「何を当たり前のことを」と思われるかも知れませんが、この当たり前のことが出来ている英語の学習本は少ないのではないか、というのが個人的な思いでした。たとえば、大人になってからの学習では発音に不安を持つ人が多く、それが原因で英語を諦めてしまう人さえいるのに、発音のトレーニング手順が充実している本は少ないと思います。たとえページが割かれていても、つまるところ、お勧めのテキストが挙げられて「よく聞いて真似しましょう」で終わっているのが大半です。例外的に勘の良い読者を除いて、一般的な読者の役に立つとは思えません。

リーディングでは、「英語を英語のまま理解しよう!」とアドバイスする学習本が多く見られます。これは目標としては正しいのですが、そのための適切な方法が示されている本は少ないと思います。たいていは英文にスラッシュ(/)を挿入して読んでいく、いわゆるスラッシュリーディングが紹介されて終わりです。しかし、これでは初・中級の学習者の役に立てないことが多いのです。スラッシュを適切に入れるのが難しいからです。「意味の切れ目ごとに挿入しよう!」と指示されても、「意味の切れ目」を判断できないことが多いし、「前置詞・動名詞・不定詞・過去分詞・関係詞・長い補語・長い目的語etc…の前に挿入しよう!」と指示されても、それらを判断できないことが多いのです。

要は、「英語上達に必要なもので、一般学習者に不足しがちなもの」が、学習本の著者に見えていることが大事なのだと思います。これは毎日のように教室で生徒さんと接していないと見えてこないことなのかも知れません。もちろん、見えているだけでも不十分で、忙しい大人が実行できる効率的な学習手順が、具体的に示されている必要があると思います。本書は、これを目指しました。

ところで、いくら効率的な学習法があっても、実際に学習をしないと上達しません。そういう意味では、「やればできる」とモチベーションを高めることも、学習法の一部だと言えるでしょう。実際、大半の学習本で、モチベーションを高める工夫などの精神論に多くのページが割かれています。本書も下書きの段階では、精神論に多くのページを割いていました。しかし、最終的に大幅にカットしました。言葉で多くを語らなくても、行動で示せていると思うからです。30歳から英語学習を始めて、このような本を出させていただくところまで来ることが出来た、というそのこと自体が、「やればできる」ということを示していると思うからです。

本書が皆さんの英語学習に少しでも役立てば、これ以上の幸せはありません。

『<具体的・効率的>英語学習最強プログラム』の詳細はこちら

2008年12月22日

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