コラム

著書コラム

数量表現の英語トレーニングブック
大島さくら子

写真:数量表現の英語トレーニングブック

私が担当させて頂いている、初級・中級レベルのクラスでは、数字が3桁以上になると、まず読み方のルールをマスターするのに苦労します。そして、それを日本語に置き換えるとなると、恐ろしく時間がかかります。

上級レベルのニュース英語のクラスや通訳養成講座では、数字の箇所を、英語で聞こえた通りにそのままリピートしたり、和訳を出すトレーニングをおこなったりするのですが、同じ数字を全員で聞いているにもかかわらず、一人一人答えが違って愕然とすることが多々あります。

そして、私が都内のある有名な証券会社に、アメリカ人の通訳として同行した時のことです。一流証券ブローカーの年収は大体いくら位かという、英→日の通訳で、単位をドルのままで数字を日本語に置き換えるところまでは、問題無く通訳できたのですが、それを円に換算するとなると一体いくらになるのか、というところでは一瞬思考が止まってしまいました。仕事柄、英語の数字には慣れている方ですが、それでもやはり日本語と全く同じスピードで理解するのは、桁が大きくなればなるほど難しくなってきます。

つまり、初級から上級レベルのすべての英語学習者にとって、英数字は、通常、苦手なものなのです。英語をすらすら読んだり、スムーズに話していたり、何の不都合もなく聞いていても、数字の箇所で思考が止まる人が多く、それをなんとか克服したいと思っている人はたくさんいます。本書は、そのように悩める多くの人をターゲットにした、英語の数字を日本語の数字と同じくらいの理解度にまでもっていくための、徹底トレーニングブックです。

英語の数字が苦手という背景には、日本語の数字の読み方と、桁の区切りが違うため、まず読みにくいとうのがあります。そして、住所の番地や電話番号などの区切り方も日本の数字と違うので、そのルールを知らないと読めないし、聴き取れません。また、英語の数字を聞く際は、独特の読み方を知らずに聞き間違えたり、7(なな)を9(ナイン)と思い込んだり、桁数を間違えたりと、なかなか正確に聴き取れないのです。そして、それが読めて聴けたとしても、例えばそれがUSドルであれば、日本円に換算すると一体いくらになるのか、実は見当がつかなかったり。。。同じく、摂氏を華氏に、センチメートルを、フィートに換算しなければ、会話などで相手に理解してもらえない場合もあり、即座に換算ができなければ、結局、その数字の部分だけ意味不明のままになってしまいます。

本書では、このような数字にまつわるさまざまな問題を、徹底的に演習を繰り返すことで解決していきます。新聞、雑誌などの文章の中に出てくる数字をどう読み、日常生活やビジネスでの会話の中に出てくる数字をしっかりと聴き取り、話せるようになるのか。これらを、豊富な例文とたくさんのトレーニング問題を通して、学び身につけていくことができます。特に、ビジネス場面で英語の数字に弱いのは、致命傷になりかねません。Practice makes perfect. 反復演習あるのみです。本書が、英語の数量表現を苦手とする、すべての英語学習者の皆さんのお力になれることを切に願っております。

『数量表現の英語トレーニングブック』の詳細はこちら

2009年10月19日

書籍詳細検索

フリーワード
カテゴリー
絞り込みオプション
 
×閉じる

ページのトップへ