著書コラム
ゼロからわかる中学英語パーフェクトブック
長沢 寿夫

●読者の方からよくお手紙をいただきます。
そのお手紙を読ませていただいて納得することがあります。英語の苦手な人にぴったりの本がほとんどないということです。まだ、「ちょっと英語が苦手なんですが」とおっしゃる人はそれほどひどくはないのです。「本の中に出てくるすべての単語に読みをふってもらえませんか。」と本当にできなくておっしゃる人もかなりいらっしゃいます。もっとひどいと「ABCの読み方から指導してもらわないと単語を覚えることができないのです。なんか良い本はありませんでしょうか。」というような人もいらっしゃいます。
みなさんも驚かれるかもしれませんが、「東京の、ある大型書店の英語の本をすべて調べたのですが、自分ぴったりの本がなかったんですよ。」とうったえてくる人でさえもあったのです。
このような話をくり返し聞かされると、なんとか、本当にゼロからわかる本を執筆しなければいけないのではないかと、今年になって思いはじめ、そのことが頭からはなれなくなったのです。この際なんとか書かせていただこうと思い、一気に書きあげたのが、今回の「ゼロからわかる中学英語パーフェクトブック」なのです。
この本は、生まれてはじめて英語を学びたいという人や、何十年も昔に少し英語を習ったことがあるとおっしゃる方々まで誰に読んでいただいても、独学で英語のしくみがわかるようになると信じてうたがいません。
誰だって、はじめはわかりにくものです。私も英語の文法のしくみがわからずに困っていました。学校へ行っても塾に行っても、家庭教師について習っても、なぜかよくわかるようにならなかった経験を私はもっているのです。そんな経験をもつ私だからこそ、みなさんがつまずかれるところがよくわかるのです。
少なくとも、この本を何度かやっていただければあなたのまわりの霧が一気に晴れるように英語を学ぶ苦しみが消え去っていくことと思います。
ぜひとも、この本でゼロからやり直してください。
どんなことでも基本が大切なのです。ABCの読み方から、英語らしい発音でやり直してみませんか。
英語が話せるようになる日を夢に見て私と一緒にはじめましょう。
最後に私の好きな言葉を贈ります。
「独学には土曜も日曜もない」
2003年09月01日