コラム

著書コラム

CD BOOK 英語プレゼンテーション すぐに使える技術と表現
妻鳥千鶴子

写真:CD BOOK 英語プレゼンテーション すぐに使える技術と表現

 共に英語道を歩く仲間の中でも、特に気合の入った友人がいます。どう気合が入っているかという一例に、学会での発表を英語で行い、スピーキング力を鍛えるというものがあります。学会は偉い教授や先生方が大勢いらして、大変緊張した雰囲気があり、そのような中で英語を使って発表するとなると大変です。実は私も初めての時、大変緊張してしまい、自分でも何を言っているかわからなくなったという苦い経験があります。失敗の原因は何と言っても練習不足でした。前日に書き上げた原稿を、発表当日ひたすら暗記しただけだったのです。このやっつけ仕事的な方法で、いろいろ乗り越えてきたのですが、さすがに初めての学会はそんな甘いものではありませんでした。
  もともと人前で話すことは苦手な方でした。と言っても、今は周囲の誰も信じてくれないので、まぁまぁ聞ける程度にはできているのだと思います。ですが、その学会の苦い経験から、とにかく英語でのプレゼンテーションは、「早期準備・たっぷり練習」を心がけるようにしています。きっちりと原稿を書き、それを覚え、必ず録音して、声や発音の調子をチェックするほど練習しておく――−この当たり前のことが一番大切なのです。そしてこの当たり前のことを通して、英語も上達していくのです。
  映画『Made in Manhattan』の中で、主役の上院議員候補がSpeeches are tricky. と言って、学校でのプレゼンテーションに失敗した少年を慰めるシーンがあります。英語でプレゼンテーションをすることは、英語という言語をある特別な目的のために使う(English for specific purposes)わけで、通訳や翻訳と同じです。つまり、単語の勉強やリスニング力、読解力を鍛えるのとは違った練習を必要とします。英語を専門としている私ですら、苦い経験のあるプレゼンテーション。ましてや、日頃英語には無関係と思っている方にとってはtrickyどころか災難(?) のような話かもしれません。そういう方にも使っていただきやすい本であるように工夫しました。
  プレゼンテーションのさいに、よく使いそうな1600近い日本語を想定し、それに対応する英語表現を約4200、それらの表現をどう用いれば使える英文になるかを示すために約1800の例文をつけました。また実際のプレゼンテーション例も8つ載せてありますので、どのように話を始め、展開し、まとめればいいかといった点も見ていただけます。
  付属CDには、ゆっくり目・ナチュラルの両スピードで、プレゼンテーション例が吹き込まれており、発音やデリバリーの練習に役立つのは当然のこと、リスニングの勉強にも役立てていただけます。この本を使ってしっかり準備・練習してくだされば、きっとすばらしいプレゼンテーションができます。応援しています。一緒に頑張りましょう!失敗を恐れず、前向きに取り組めば、必ず道は開けます。
  ちなみにカルロス・ゴーンさんやゴア元副大統領などのプレゼンテーションを見ることができるスタンフォード大学のURLをご紹介しておきます。参考になさってください。http://www.gsb.stanford.edu/news/audiovideo.html

『CD BOOK 英語プレゼンテーション すぐに使える技術と表現』の詳細はこちら

2004年10月01日

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