ネイティブとの英語をスムーズにする技術と表現 目次
はじめに
 
第1章 ぐっと話しやすくなる!
【いい雰囲気をつくる7つのテクニック】
出発点として、話しやすい雰囲気をつくるにはどうすればよいかを学びます。あなたとは話がしやすいとネイティブが感じてくれれば、それだけでも立派な「聞き上手」。まずはここから。
 
第2章 スムーズに会話が走り出す!
【流れをよくする3つのテクニック】
いい雰囲気ができたら、いよいよ本格的に会話に乗り出します。しかし、実際の会話はあいまいなことだらけ。ある程度それをはっきり、すっきりさせてこそ、流れがつくりだされます。そのための具体的な方法をここで。
 
第3章 ぐんと話が盛り上がる!
【話を広げ、深める5つのテクニック】
話は広がったり、深まったりしてこそ、本当の意味で盛り上がるもの。それがなければ、どれだけ言葉数を費やしてみたところで、うわべの「あいさつ」を交わす以上のことにはなかなかなりません。そこで、どう広げたり、深めたりするのか考えます。
 
第4章 するりと答えを引き出せる!
【相手が答えやすくなる3つのテクニック】
いよいよ上級者への道に突入! キーワードは「(相手から)引き出す」。まず、こちらの質問に対して相手が答えやすいよう、細やかに心を配ることを学びます。更には、こちらの意見を押し付けることなく、効果的な質問によって相手自身から答えを引き出すことをも目指します。
 
第5章 ぴたりと本音を当てられる!
【究極の聞き上手・実践編】
「あなたなんか大嫌い!」が、本当に「大嫌い」を意味する場合もあれば、「大好き」を意味する場合もありますよね? このように、言葉には必ず「含み」があり、文字通りの意味に振り回されることなく、そのような「含み」を感じ取り、しっかりと応えることができてこそ、本物の「聞き上手」です。ここでは、実践練習を繰り返すことによってその感覚を養います。
なお、本書は大きく分けて2部構成となっています。第1章と第2章からなる第1部は、「どんな表現・言葉づかいが効果的か」という切り口が主。使える表現を豊富に集めた「表現集」としての側面が強くなっています。対照的に、第3章から第5章までの第2部は「どんなふうに話を運ぶのか」「どうすれば話が弾むのか」など、技術面に焦点を当てた「テクニック編」です。従って、表現や言葉づかいなどに十分な知識のある中級以上の方は、第3章から取り組み、第1部は必要に応じて参照するなど自分に合った方法で活用されることをおすすめします。

なお、本書は実例を示しながら、筆者があなたに語りかけるというスタイルを取っています。顔を見ながらのコミュニケーションのようにあなたの声を聞いて直ちに応えることができないまでも、せめて対話をしているつもりで書こうと試みました。「聞き上手」を目指す本書を執筆するにあたっての筆者の思いを感じ取っていただければ幸いです。
黒川裕一
 
本書の使い方
【COULD BE BETTER】
スムーズさが「あとひと息」の実例。日本人の英会話によくあるパターンを並べてみました。
 
【LIVEN IT UP !】
よりスムーズな実例。ほんのちょっとの工夫でこんなに「聞き上手度」UP !
 
【RELATED EXPRESSIONS】
使える関連表現
 
【SIMILAR EXAMPLES】
類例
 
【REAL ENGLISH IN ACTION】
実践例
 
【GIVE IT A SHOT !】
日常生活の中で楽しく上達するための提案。ぜひ実行してみて下さい!