ニュートン力学と微分方程式の意味がわかる 目次
はじめに
目次
 
序章 手を動かして学ぶニュートン力学のしくみ
0-1  慣性の法則と運動の法則
0-2  力学のしくみ
0-3  速度と加速度
0-4  初期条件と加速度から未来の位置を計算する
0-5  運動方程式の役割
0-6  地球を貫くトンネル
0-7  初期条件と運動方程式から未来の位置を計算する
 
I 微分方程式が表す運動の法則
第1章 雨粒の運動と指数関数
1-1  平均の変化率と瞬間の変化率
1-2  関数の微分
1-3  雨滴の運動方程式を図で表す
1-4  解は指数関数になる
1-5  指数関数を微分する
1-6  e=2.71828…の正体と指数関数が満たす微分方程式
1-7  雨滴の運動を式で表す
 
第2章 調和振動子とオイラーの公式
2-1  調和振動子の運動を相平面で考える
2-2  複素数と複素数平面
2-3  指数関数と三角関数の関係(オイラーの公式)
 
第3章 減衰振動と複素指数関数
3-1  減衰振動の運動方程式と相平面
3-2  複素指数関数の形の解を探す
3-3  定数係数線形の微分方程式の解の振る舞い
3-4  強制振動と共振
3-5  RLC回路
 
II 微分方程式の解法と保存量
第4章 テイラー展開とベクトル解析
4-1  テイラー展開の背後にある考え方
4-2  テイラーの公式とテイラー展開
4-3  テイラーの公式の剰余項
4-4  多変数関数の偏微分
4-5  多変数関数の全微分とテイラーの公式
4-6  定積分と微分積分学の基本定理
4-7  体積分、面積分および線積分
4-8  ベクトルの内積と外積
4-9  曲面を貫くベクトル場の流束
4-10  ガウスの湧き出し定理
4-11  ケプラー、ニュートンと万有引力の法則
4-12  球対称星の周りの重力場
4-13  曲線に沿ったベクトル場の線積分
4-14  ストークスの渦定理
 
第5章 微分方程式の解法
5-1  さまざまな微分方程式
5-2  変数分離形の1階の微分方程式
5-3  定数変化法
5-4  リッカチの微分方程式とベルヌーイの微分方程式
5-5  完全微分型の1階の微分方程式
5-6  積分可能条件
5-7  2階の微分方程式
5-8  2階の線形の微分方程式とロンスキアン
5-9  解の存在と一意性(ピカールの逐次近似法)
5-10  高階や連立の微分方程式についての注意
 
第6章 エネルギーの保存と振り子の周期
6-1  運動量と作用反作用の法則
6-2  運動エネルギーと位置エネルギー
6-3  調和振動子のエネルギー保存則とその応用
6-4  保存力であるための条件
6-5  保存力と位置エネルギーの具体例
6-6  振り子とエネルギー保存則(楕円積分)
 
III 解析力学と相対論的力学
第7章 変分原理とケプラー問題
7-1  オイラー・ラグランジェ方程式
7-2  変分法と最速降下曲線
7-3  最小作用の原理
7-4  ケプラー問題と楕円軌道
7-5  並進対称性と運動量およびエネルギーの保存
 
第8章 時空の座標とローレンツ変換
8-1  光速度は見る基準によらない
8-2  ガリレイ変換とニュートン力学の法則
8-3  ガリレイ変換とマクスウェルの理論は両立しない
8-4  離れた場所での同時性の概念
8-5  時空に空間座標と時間座標を定める
8-6  動いている時計の進み方とローレンツ短縮
8-7  ローレンツ変換の導出
8-8  ローレンツ変換の物理的意味と速度の加法則
8-9  不変2乗時空間隔と固有時
 
第9章 相対論的力学
9-1  運動量とエネルギーの表式に修正が必要なこと
9-2  4元速度
9-3  4元運動量とその保存
9-4  4元加速度と相対論的な運動方程式
9-5  相対論的な最小作用の原理
9-6  時空の並進対称性と運動量・エネルギーの保存
9-7  特殊相対論から一般相対論へ
9-8  最小作用の原理からの洞察
 
おわりに
 
付録A
付録B
索引
参考文献