イギリス在住の著者が、様々な出身地のいろんなイギリス人に生インタビュー。生のイギリス英語をたっぷり聴き、イギリス英語特有の表現や発音を身につけると同時に、イギリス人のものの考え方・価値観や、独特の文化を垣間見ることができます。イギリス英語を身につけたい学習者はもちろんですが、イギリス大好き!という人にとって、まさに垂涎の1冊です。
書籍詳細
British English イギリス人はこう話す・こう考える CD BOOK
ライブ感たっぷりのインタビュー音源から「生のイギリス英語」を学ぶ

- 著者名
- 光田達矢
- ISBN
- 978-4-86064-182-5
- ページ数
- 248ページ
- サイズ
- A5判 並製
- 価格
- 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
- 発売日
- 2008年02月18日発売
- CD枚数
- 1枚
- 収録時間
- 77:03
- 収録内容
- ●収録音源:様々な出身地・階級・年齢のイギリス人など20人が話す英語を現地収録しています。
●30のテーマについてインタビューしている様子をそのまま生収録。
(日本語は収録されておりません)
品切れ
内容紹介
著者コメント
(「はじめに」より)
....会話とは、文法・発音・語彙力のレベルを競うスポーツではなく、もちろん英会話も例外ではない。フィギュア・スケートに例えるならば、技術的にどんなに完璧なジャンプが跳べたとしても、表現の美しさ、つまりアーティスティック・インプレッションが伴わないと、全体的な評価に結びつかないことがあると聞く。それはフィギュア・スケートがただのスポーツではなく、芸術としての要素を兼ね備えているからだろう。
日常会話を芸術になぞらえるのには無理があるかもしれないが、外国語学習も似た
ようなことが言えないだろうか。学習者の視点からすれば、上記した 3つのスキルを重要視する感情は十分理解できるが、ネイティブの聞き手が同じ視点で見ているのか、少し立ち止まって考えてみてほしい。「関係代名詞を上手く使っている」「発音がきれいだ」「難しい単語をたくさん用いている」など、いちいちチェックしながらネイティブはノン・ネイティブの話を聞いているのだろうか?万が一そうだとしても、そんなネイティブは少数であろう。
実は、このような厳しい目でネイティブの英語をチェックすると、彼ら自身も間違
いだらけの英語を使っていることが露見することになる。本書に登場する語り手の大多数が、文法を間違え、単数形と複数形を混同し、文を途中で終わらせたり、お気に入りの単語ばかりを使い、意味の似通った単語を取り違える。話の勢いで支離滅裂なことを述べていることもある。これらの間違いを真似するのは問題外であるが、間違いがあってもコミュニケーションが十分成り立つ証として、本書ではあえてその間違いを残したままにしている。
(中略)
このように理想論ばかりを唱えてみたものの、『British English -イギリス人は
こう話す・こう考える』は、下手で達者な英語、そして日本人らしい英語を身につける秘訣を伝授できるほど、優れた学習本にはなっていないかもしれない。とは言うものの、本書は文法・発音・語彙力のレベルアップに役立つ学習書の重要性を軽視するものではなく、これら参考書では習得しにくい英語を載せている。つまり本書を通じて、イギリス人がナマで話している言葉に触れ、様々な口語に慣れてもらえればと思う。その次の段階として、話す癖やリズム、思考の感覚に注意を払い、文法・語彙・発音に必要以上に囚われず、ネイティブの「ツボ」を押さえてもらいたい。その「ツボ」をイギリス人との会話で押せるかどうかが、下手でありながら達者な英語を操る大きなポイントになるからである。....
著者プロフィール
光田 達矢(みつだ たつや)
6歳から18歳までイギリスで育つ。
その後、慶応義塾大学、ボン大学を経て、ケンブリッジ大学にて博士号を取得。
専攻は、近代ヨーロッパ社会文化史。
現在、ケンブリッジ大学、クレア・カレッジ、リサーチ・アソシエイト。
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