テレビの視聴率はたとえば15.3%などと表現されます。これは全国の15.3%の世帯が見ていたということになりますが、じつは、調査対象はたったの3000世帯くらいなのです。このように一部を取り出して全体の特性を予想することを統計学では「推定」といいます。本書では、特にこの「推定」と「検定」という、実用的にも非常に世の中の役に立っている「予想統計」について、徹底的にわかりやすく解説していきます。
書籍詳細
まずはこの一冊から 意味がわかる統計学
すとんと腑に落ちる徹底解説で、これから学び始める人に最適の一冊!

- 著者名
- 石井俊全
- ISBN
- 978-4-86064-304-1
- ページ数
- 336ページ
- サイズ
- A5判 並製
- 価格
- 定価2,200円 (本体2,000円+税10%)
- 発売日
- 2012年01月19日発売
内容紹介
著者コメント
(「はじめに」より)
一部の指標から全体の指標を予想する統計学の分野を予想統計といいます。
この本でみなさんにお伝えしたいのは、記述統計よりも予想統計なのです。
「1 億2000 万人のことを調べるのに、1 万人で済む理由」
「納豆の有効性を証明する論理」
を知りたいと思いませんか?
ぼくは、この「推定・検定」こそが、統計学の中でも一番エキサイティングであり、それでいて一番世の中に役立っているところであると考えています。
本書は、この「推定・検定」の概念を、少しでも多くの人に、数学を不得手とする人にも伝えたいという思いで書きました。
著者プロフィール
石井 俊全(いしい としあき)
1965年、東京生まれ。
東京大学建築学科卒、東京工業大学数学科修士課程卒。
大人のための数学教室「和」講師。
書籍編集の傍ら、中学受験算数、大学受験数学、数検受験数学から、多変量解析のための線形代数、アクチュアリー数学・確率・統計、金融工学(ブラックショールズの公式)に至るまで、幅広い分野を、算数・数学が苦手な人に向けて講義をしている。
著書
『中学入試 計算名人免許皆伝』
『中学入試 カードで鍛える図形の必勝手筋』
『数学を決める論証力-大学への数学』(いずれも東京出版)
『まずはこの一冊から 意味がわかる線形代数』(ベレ出版)
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