書籍詳細

世界史劇場 イスラーム世界の起源
イスラームはいかにして誕生し、いかにして分裂していったのか?

世界史劇場 イスラーム世界の起源
著者名
神野正史
ISBN
978-4-86064-348-5
ページ数
280ページ
サイズ
A5判 並製
価格
定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
発売日
2013年03月21日発売

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内容紹介

「まるで劇を観ているような感覚で、楽しみながら世界史の一大局面が学べる」シリーズ第一弾!臨場感あふれる解説で、歴史を“体感”できる!イスラームはなぜ生まれたのか?コーランとは?シーア派とは?現代の国際情勢を理解するにはイスラームの歴史知識は必須です。本書ではイスラーム世界の誕生から、拡大しつつも分裂していった過程(~12C)を劇的に描きつつ、イスラーム世界の重要知識をしっかりと押さえていきます。“歴史が見える”イラストが満載で、コミック世代のビジネスマンも読んで楽しめる、まったく新しい教養書です!

著者コメント

(「はじめに」より)

 日本人にはほとんど馴染みがない、と言ってもよいイスラーム。
 しかし同時に、新聞を読むにしても、ニュースを聴くにしても、「イスラームの理解なくして、けっしてその国際情勢を理解することはできない」と断言してもいいほど「日本人がぜひ知っておいてほしい一般常識」でもあります。
 また、「馴染みがないから」と放置すれば無知となり、無知は偏見を育みます。
 そしてそれは、マイナスイメージを膨らませ、イスラームに対して「理由なき悪感情」が支配するようになるのです。
「なんとなく嫌い」「どうせテロ集団だろう?」「なんとなくコワイ」と。
 しかし、実際にムスリム(イスラーム信者)の人たちと接してみれば、「そんなマイナスイメージはどっから湧いて出た?」と不思議に思うほど、そのひとりひとりは日本人と変わらぬ、ふつうに「いい人」たちです。
 勝手な先入観を膨らませて白眼視されるムスリムたちはいい迷惑です。
 しかし、これは他人事ではありません。
 我が身を振り返って考えてみましょう。
 現在、日本を取り巻く国際環境は劣悪で、日本は何かと目の仇にされています。
 日本はいわれなき憎しみ、侮辱、罵りを受け、日本を貶め、悪者にするためならどんな捏造・因縁・恫喝、そして、卑劣な手段をも厭わない、理不尽な攻撃に晒されています。
 ところが、そのように日本に仇なす人たちは、「よっぽどひどい人間」なのかと思いきや、ひとりひとりはやはりふつうに「いい人」だったりします。
「いい人」たちが「いい人」たちに対して、憎しみを抱き、罵り、攻撃し、傷つける。
 なぜ、このような現象が生まれるのでしょうか。
 そのすべての元凶は「無知」にあります。
 人類の歴史は、「争い」「紛争」「戦争」の歴史と言っても過言ではありませんが、それらの不毛で哀しく醜い争いの根底には、かならず「相手に対する無知」とそれに伴う「偏見」「誤解」が滾々と流れていました。
 今、日本に仇なす人たちもまた、「日本」そして「真実の歴史」に関してまったく無知なのです。
 無知なるがゆえに、いとも易く「ねじ曲げられた捏造の歴史」を真実だと鵜呑みにしてしまうのです。
 だから、むしろ「まじめで正義感あふれる人」ほど、日本に対して偏見と憎悪を膨らませ、自分の行動が「正しい」と盲信して、我々に攻撃をしかけてくるのです。
 無知は「善良な人」を「悪行」に駆り立てるのです。
 そうした意味において、無知は罪です。
 さて。
「我が身をつねって人の痛さを知れ」
 我々日本人は、彼らに対してはたしかに「被害者」ですが、しかし、我々自身もイスラームの人たちに対して「加害者」になってはいないでしょうか。
 イスラームに「偏見」や「マイナス感情」を持つ我々日本人は、いまこそ、少しはイスラームを学び、他山の石としなければなりません。
 とはいえ、イスラームは、我々日本人とは隔絶した価値観の社会ですので、たしかに、初学者が学ぶには少々「敷居が高い」ことは否めません。
 そこで、本書の登場です。
 本書は、まったくイスラームの基礎知識のない方が読んでも、すんなり理解でき、彼らの人間性、価値観、歴史を肌で感じられるようになることをコンセプトとして企画されました。
 もし、本書がその“一石”となってくれるなら、こんなうれしいことはありません。

著者プロフィール

神野正史(じんの まさふみ)

河合塾世界史講師。世界史ドットコム主宰。ネットゼミ世界史編集顧問。ブロードバンド予備校世界史講師。歴史エヴァンジェリスト。
1965年、名古屋生まれ。
出産時、超難産だったため、分娩麻痺を発症、生まれつき右腕が動かない。
剛柔流空手初段、日本拳法弐段。
立命館大学文学部史学科卒。
教壇では、いつも「スキンヘッド」「サングラス」「口髭」「黒スーツ」「金ネクタイ」という出で立ちに、「神野オリジナル扇子」を振るいながらの講義、というスタイル。
既存のどんな学習法よりも「たのしくて」「最小の努力で」「絶大な効果」のある学習法の開発を永年に渡って研究し、開発された『神野式世界史教授法』は、毎年、受講生から「歴史が“見える”という感覚が開眼する!」と、絶賛と感動を巻き起こす。
「歴史エヴァンジェリスト」として、TV出演、講演、雑誌取材、ゲーム監修など、多彩にこなす。他に『神野の世界史劇場』(旺文社)、『世界史に強くなる古典文学のまんが講義(全3巻)』(山川出版)、『爆笑トリビア解体聖書』(コアラブックス)など、著書多数。

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