書籍詳細

世界史劇場 日清・日露戦争はこうして起こった
なぜ日清・日露戦争が起こるに至ったのかを、世界史的視点からドラマティックに描く、シリーズ第2弾!

世界史劇場 日清・日露戦争はこうして起こった
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著者名
神野正史
ISBN
978-4-86064-361-4
ページ数
336ページ
サイズ
A5判 並製
価格
定価1,728円 (本体1,600円+税8%)
発売日
2013年07月22日発売

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内容紹介

まるで劇を観ているような感覚で、楽しみながら歴史を“体感”できるシリーズ第2弾。なぜ日清・日露戦争が起こるに至ったのかを、世界史的視点からドラマティックに描いていきます。中国・朝鮮・日本は列強の脅威にさらされ、どのようにそれを乗り越えようとしたのか。そしてそれがもたらした結果は何であったのか?19C後半から20C初頭の東アジアの歴史をくわしく見ていきます。臨場感あふれる解説と歴史が“見える”イラストが満載で、歴史が苦手な方でもスイスイ頭に入ってくる一冊!

著者コメント

(「はじめに」より) 

「歴史」というものは、いろいろと難しい問題を孕んでいます。
 そのひとつが、歴史学の世界は「満場一致」「統一見解」など、まったくあり得ない世界だということ。
 たとえば、何かひとつの歴史事実について、ある人が「こうだ」と言えば、かならず別の誰かが「いや違う」と言います。
 もちろんそれは、本書に書かれた内容とて、例外ではありません。
 たとえば、本書では「西太后」という女性を「最悪の政治家」として扱っていますが、彼女を「名君」だと主張する人もいます。
 だからこそ、歴史を語る者は、なるべく自らの主観・願望を取り払うべきであり、客観的事実の積み重ねによってのみ、見解を構築せねばなりませんが、それがなかなか難しい。
 本書でも、歴史見解がなるべく偏らないように、極力“ 一般的な歴史見解(主流派)” を採用するよう心がけてはいますが、筆者の個人的見解を述べている箇所もありますし、また、主流派の見解だからといって、必ずしも「真実」とは限りません。
 歴史の本を読むときには、つねにこのようなことをよく理解した上で、書かれ
ていることを鵜呑みにせずに読むことが大切です。
 そして、もうひとつの問題が、歴史を評価・判断をするときの「判断基準」。
 ほとんどの人は「“ 自分たちが教えられてきた価値観” こそが普遍的な絶対的に正しい判断基準」だと思いがちで、当然のようにして、それをもって歴史判断を行おうとします。
 しかし、それこそが大きな過ちであり、歴史問題をよりいっそう複雑にしています。
 価値観など、時代が変わり、社会が変わり、民族が変わり、国家が変われば、簡単に変化するもので、断じて「普遍的」でも「絶対的」でもありません。
 その時代にはその時代の「正義」があり、「常識」があり、我々現代人とは隔絶した価値観の中で人々が生きていることを理解しなければなりません。
 たとえば仮に、100 年後の未来において「ロボット人権」をロボットに与えるのが当たり前、という価値観の社会が生まれたとします。
 それを「絶対の普遍的価値観」だと信じる未来人が現代にやってきて、
「おいおい、この時代のヤツらは、ロボットに人権も与えてねぇのかよ?なんて野蛮人なんだ! ロボットに謝罪しろ! 慰謝料払ってやれ!」
と罵倒してきたとしたらどうでしょうか。
 100 年前の人々の行動を評価・判断するとき、「100 年前の価値観」に基づいて評価・判断してあげなければ、これと同じ愚を犯すことになります。
 さて。
 以上述べてまいりました2 つの問題は、本書で扱っている「日清・日露戦争」のあたりを学ぶ際には、特に大きな問題となります。
 利害が複雑に絡みあい、感情的になりやすく、さまざまな歴史解釈が入り乱れ、現代人とはまったく異なる価値観の中で歴史が動いていたにもかかわらず、それを認識しにくい時代だからです。
 そこで本書の登場です。
 本書は、「敷居は低く、されど内容は高度に」というコンセプトのもと、どんな初学者の方でも容易に理解できるように、イラストを駆使して、平易な言葉で解説された「歴史入門書」でありながら、同時に、この2 つの問題点に留意し、なおかつ歴史の臨場感まで伝えることを試みた「本格的歴史書」です。
 歴史に興味がある方はもちろん、今までまったく歴史に興味がなかった方にとっても、本書が、歴史を学ぶ重要性とその歓びに気づく、その一臂となってくれることを願ってやみません。

著者プロフィール

神野正史(じんの まさふみ)

河合塾世界史講師。世界史ドットコム主宰。ネットゼミ世界史編集顧問。ブロードバンド予備校世界史講師。歴史エヴァンジェリスト。
1965年、名古屋生まれ。
出産時、超難産だったため、分娩麻痺を発症、生まれつき右腕が動かない。
剛柔流空手初段、日本拳法弐段。
立命館大学文学部史学科卒。
教壇では、いつも「スキンヘッド」「サングラス」「口髭」「黒スーツ」「金ネクタイ」という出で立ちに、「神野オリジナル扇子」を振るいながらの講義、というスタイル。
既存のどんな学習法よりも「たのしくて」「最小の努力で」「絶大な効果」のある学習法の開発を永年に渡って研究し、開発された『神野式世界史教授法』は、毎年、受講生から「歴史が“見える”という感覚が開眼する!」と、絶賛と感動を巻き起こす。
「歴史エヴァンジェリスト」として、TV出演、講演、雑誌取材、ゲーム監修など、多彩にこなす。他に『神野の世界史劇場』(旺文社)、『世界史に強くなる古典文学のまんが講義(全3巻)』(山川出版)、『爆笑トリビア解体聖書』(コアラブックス)など、著書多数。

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