この十数年で急速に明らかになってきている、生命がたどってきた進化の歴史。地球上にいるあらゆる生物は、ひとつの共通祖先から進化して、300万種以上に分かれたと考えられています。ヒトにいちばん近いチンパンジーはもちろん、カエル、クラゲ、キノコ、そして高い山に人知れず咲くシャクナゲも、ヒトとの共通祖先から分かれてそれぞれ進化してきたのです。本書は、系統樹を用いてヒトの祖先を15億年さかのぼり、進化や種分化の歴史、生物の多様性などを“体験”する科学ビジュアル読み物です。
書籍詳細
系統樹をさかのぼって見えてくる進化の歴史
人類の歴史を祖先までさかのぼる、科学ビジュアル読み物。

- 著者名
- 長谷川政美
- ISBN
- 978-4-86064-410-9
- ページ数
- 192ページ
- サイズ
- B5判 変形
- 価格
- 定価2,860円 (本体2,600円+税10%)
- 発売日
- 2014年10月23日発売
品切れ
内容紹介
著者プロフィール
長谷川 政美 (はせが わまさみ)
1944年生まれ。進化生物学者。復旦大学生命科学学院教授(中国上海)。統計数理研究所名誉教授。総合研究大学院大学名誉教授。理学博士(東京大学)。著書に『DNAに刻まれたヒトの歴史』(岩波書店)、『新図説 動物の起源と進化━書きかえられた系統樹』(八坂書房)、『遺伝子が語る君たちの祖先━分子人類学の誕生』(あすなろ書房)など多数。1993年に日本科学読物賞、1999年に日本遺伝学会木原賞、2003年に日本統計学会賞、2005年に日本進化学会賞・木村資生記念学術賞など受賞歴多数。