トルコ各地の史跡・旧跡・古都・博物館などを巡り、その見聞を語りながらトルコの歴史を描いていきます。トルコは古代より文明が重層する地であり、キリスト教とイスラム教の二大帝国が存在した要衝です。本書では、そのトルコ各地の魅力を語り、そこから立ち上る古代から20世紀前葉までの歴史に思いを馳せつつ解説します。また、トルコの通史を理解する鍵を、アジア・イスラムという一般的なイメージのなかで、じつはローマ史であるという点においていることもポイントです。トルコ史の一般教養書としても旅行ガイドとしても楽しめる内容となっています。
書籍詳細
史跡・都市を巡るトルコの歴史
様々な宗教・文化が交錯する地、トルコの歴史に思いを馳せ、その魅力に触れる

- 著者名
- 野中恵子
- ISBN
- 978-4-86064-420-8
- ページ数
- 360ページ
- サイズ
- 四六判 並製
- 価格
- 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
- 発売日
- 2015年01月22日発売
内容紹介
著者プロフィール
野中恵子(のなか けいこ)
1965年高知生。関西学院大学文学部卒。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程在学中。トルコ評論家・トルコ語通訳。学生時代に「トルコ」の魅力と潜在性を発見し、以降一貫して単独の徹底取材により、リベラルでフェアな着眼点からトルコの社会、政治、歴史、文化などを論じる著述発表を続ける。社会を映す媒体としての現代トルコ映画への傾倒も深く、東京国際映画祭などでの通訳・」字幕監修他、トルコ映画評論などにも携わる。日本開催のトルコ関連の文明展カタログ翻訳多数。慶應義塾大学非常勤講師、NHKワールドニュース・トルコTRT通訳。