辞書を引いてラテン語で書かれた作品を読み解きたいというラテン語学習者の夢を実現させました。テキストとして取り上げたのはキケローの代表作『国家について』の最終巻「スキーピオ―の夢」。原文のすべての単語に文脈に即した説明がついています。また丁寧な文法解説、逐語訳、全文訳をつけてきめ細かく作品を読んでいきます。この本があればなぜこのラテン語はこのような日本語に訳せるのか、その理由が手に取るようにわかります。ラテン語講読が独習できる家庭教師のような内容になっています。
書籍詳細
ラテン語を読む キケロー「スキーピオーの夢」
一つの作品を最後まで読み切ることで実践的な力を身につける

- 著者名
- 山下太郎
- ISBN
- 978-4-86064-510-6
- ページ数
- 368ページ
- サイズ
- A5判 並製
- 価格
- 定価3,190円 (本体2,900円+税10%)
- 発売日
- 2017年05月12日発売
内容紹介
著者プロフィール
山下 太郎 (やました たろう)
ラテン語愛好家。1961年京都市生まれ。京都大学文学研究科博士課程学修退学。専攻は西洋古典文学。京都大学助手、京都工芸繊維大学助教授を経て、現在学校法人北白川学園理事長。北白川幼稚園園長。私塾「山の学校」代表。1999年よりラテン語メーリングリスト主宰。単著『しっかり学ぶ初級ラテン語』(ベレ出版)、『ローマ人の名言88』(牧野出版)の他、訳書に『キケロー選集<11>』(岩波書店)、『ローマ喜劇集<2>』(京都大学学術出版会)他、。
◎ウェブサイト:山下太郎のラテン語入門
http://www.kitashirakawa.jp/taro/
◎ツイッターアカウント
taroyama