いま立っている(座っている?)地面は何でできているでしょうか。アスファルトでしょうか、土でしょうか、それとも砂でしょうか。それでは「土」や「砂」って何でしょうか。一口に言うと、それは「鉱物」です。鉱物とは、天然でできる無機物質のことで、土はおもに粘土鉱物からなり、砂は石英などの硬い鉱物からなります。鉱物は地層や岩石をつくる最小単位で、地層や岩石の集まり・集合体が「地質」となります。本書では、足元の下がどうなっているのかから始まり、地球の奥深くを探り、地質学の歴史、日本列島のなりたちや地下資源、地震や火山について考察し、日本の地質の特徴、地形風景の見方・楽しみ方も紹介していきます。
書籍詳細
はじめての地質学――日本の地層と岩石を調べる
足元の下からさぐってみて知る地面と地盤のはなし

- 著者名
- 日本地質学会
- ISBN
- 978-4-86064-522-9
- サイズ
- 四六判 並製
- 価格
- 定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
- 発売日
- 2017年09月19日発売
内容紹介
著者プロフィール
日本地質学会
The Geological Society of Japan
地質学の発展や普及を目指して1893年に創立され、2018年に125周年を迎える。
大学をはじめ研究機関の研究者や小中高校の教員、地質学を学んで社会に役立てるために仕事をしている技術者、大学生、大学院生、地質学が好きで勉強している人など約3800人が所属。
地球・生命の進化、環境の時代的変遷といった基礎的な課題に加え、自然災害や資源など応用的な分野もカバーする、日本の地球諸科学関連学協会の中で最大規模の学会。