本書では、英語のライティング試験やエッセイでよく使われる英単語を割り出し、さらにその中でも特に重要な単語を厳選し、それらをコロケーション(よく使われる語の組み合わせ)や頻出フレーズ、よくある間違い例とともに紹介します。基本的な単語も含まれますが、漠然と覚えてしまっている単語は気付かずに間違えたまま使ってしまっていることが多いようです。改めて単語の適切な使い方、類義語との使い分けを認識することでライティングの質はぐっと向上するはずです。英検やIELTS、TOEFLをはじめとした英語試験でライティングの点数を伸ばしたい方、伸び悩んでいる方、英語でのエッセイ課題に臨む方に是非読んで欲しい1冊です。
書籍詳細
ライティング力を磨く英単語 厳選626
あなたのライティングスキルをより一層光らせる英単語たち

内容紹介
著者コメント
(「はじめに」より)
大学受験の際にいくつかの単語帳を使用したが、どの単語帳を見ても、いつどこで使ったら正解になるのかが分からず、実際に覚えた単語を英語の試験で使ってみてもなかなか点数が伸びないという現実に直面した。
その問題をどうしたら解決できるのかと考えた結果、誰が読んでも違和感のない文章を作り上げるには、基本単語の使い方のバリエーションを学ぶ必要があるという結論に至った。
本書は英文構成のメソッドはあまり扱っておらず、単語の根本の意味、よく使われる意味に着目しながら、英語ライティングにおいて、できるだけ違和感のない文章、ミスのない文章を書くための本である。
収録語彙については、TOEFL、TOEIC、IELTS、大学入試問題、英検のライティング問題から頻出の単語に加えて、ネイティブスピーカー、インターナショナルスクール生の様々なジャンルの論文やエッセイを元に、より多くの単語を集めコーパスを用いてさらに最重要と考えられる単語に絞った。更に、英語ライティングにおいて間違いやすいものを英英辞書、英語講師やネイティブスピーカーの意見、また、日本の学生の英語ライティングを参考にしながら解説している。自動詞、他動詞など基本的な情報から、単語を用いるのに適切な文型や相性のいい単語の組み合わせ(コロケーション)などの細かい情報をインプットし、基本的なライティング力
向上を図ることができる。
第1部では、主に試験で圧倒的に使う回数が多いもの、また頻度自体は高くないものの日本人が英作文をする際によく使う単語を盛り込んでいる。基本単語ということもあり、解説のボリュームを増やし、単語を深くまで理解し、様々な状況に対応できるよう努めた。第2部では発展的とまではいかないが、第1部よりは比較的使用頻度が低いものや特に注意が必要なものを記している。扱いが難しいものも多いため、実際のコロケーションや相性のいい単語を多く示し、使える幅を増やせるような構成としている。
単語帳を一冊仕上げた人、英語を学び直したいと考えている初級者から中級者に効果的な一冊となっている。
著者プロフィール
東皇佑(あずま こうすけ)
1998年生まれ。2018年早稲田大学政治経済学部入学。
高校2年次にニュージーランド、フィリピン、シンガポールに計1年間滞在する。帰国後は日本の一般入試も経験し、現行の日本の英語教育と英語圏で実際に使われている英語との間に乖離があることに不満を持つ。“使える”英語に受験がシフトすることを機にそれに則した参考書の出版を目指す。
舟口 力(ふなぐち ちから)
2000年生まれ。2018年早稲田大学政治経済学部入学。
大学受験を通し、既存の英単語帳への不満を抱え、このような単語帳があればいいという思いから出版を志す。