書籍詳細

英語リスニングこれ一冊 リスニング問題に強くなる徹底トレーニング [音声DL付]
リスニング問題を運に頼ってしまっている方、必見!

英語リスニングこれ一冊 リスニング問題に強くなる徹底トレーニング [音声DL付]
著者名
津村元司
ISBN
978-4-86064-650-9
ページ数
223ページ
サイズ
A5判 並製
価格
定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
発売日
2021年04月26日発売

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内容紹介

英語のリスニング対策は根気が必要です。単にたくさん聞けば良いというわけではなく、音やリズムの特徴を知り、英語の語順で意味を理解できるようになるトレーニングが必要です。本書では、はじめてリスニングに取り組む方に向けて、音やリズムの特徴、英語の語順のまま意味を理解するための練習方法について丁寧に解説します。仕上げに、英検、TOEICに見られるようなリスニングの問題に取り組み、リスニング力と、試験の点数の双方をアップすることを確認します。
リスニングセクションでの回答率を確実にアップしたい、英語をちゃんと聞き取るための練習方法を知りたい、リスニング力を基礎から鍛えたい方におすすめの一冊です。ちなみにリスニング力は発音にも効きます。

著者コメント

(「はじめに」より)

「シャドーイングを毎日やっているのに、TOEIC や英検のリスニング点数が伸びません。聞こえているのに、英語が頭からすぐに消えてしまうんです。」

これは、私のリスニングクラスに初めて参加した生徒さんたちからよく聞く言葉です。「英語が聞こえているのに、頭からすぐに消えてしまう。」という感覚を持っている人は多いのではないでしょうか。シャドーイングを頑張っているのにリスニング力が上がらないのはなぜでしょうか?

英語のリスニング本といえば「シャドーイング」という言葉をよく耳にします。しかし、一般の英語学習者、特に初級、中級の学習者がどれほどシャドーイングを理解しているのでしょうか。多くの人は、シャドーイングはテキストを見ずに音声に合わせて英語を声に出すことくらいしか理解していないように思えます。みなさんは、シャドーイングには2種類あるということを知っていますか?


2種類のシャドーイング

英語のリスニング力強化のためにおこなうシャドーイングは、プロソディー・シャドーイングとコンテンツ・シャドーイングの2種類があります。

プロソディー・シャドーイング(prosody shadowing)
prosody は日本語では「音韻」という意味で、プロソディー・シャドーイングは文字通り「音を真似る」シャドーイングです。これが一般的にシャドーイングとして多くの英語学習者がおこなっている方法です。意味に関係なく、ネイティブスピーカーの発音に合わせて、できるだけ音を真似る方法です。

コンテンツ・シャドーイング(contents shadowing)
プロソディー・シャドーイングのあとにコンテンツ・シャドーイングという練習をします。これは、英語の語順で英文の内容を理解する訓練です。プロソディー・シャドーイングとは違い、英語の語彙力や文法力も必要です。逆に言えば、この工程を経ることで、耳から英語の情報を正しく獲得できます。


シャドーイングのレベル

シャドーイングは元々同時通訳者がおこなう練習ですが、プロの通訳者のシャドーイング練習は「自分の英語力マイナス1」の英語マテリアルを使うと聞いたことがあります。英語の初級、中級者では初級の英会話レベルです。


聞こえたはずの英語がすぐに消える謎

最初に登場した生徒さんたちのように、シャドーイングをいくらやってもリスニング力が上がらないという方がよく来られます。今までの経験では、このようなパターンの方は、プロソディー・シャドーイングしかおこなっていないことがわかりました。それに加えて、実力マイナス1どころか実力プラス2や3の教材を使っているのです。頑張り屋さんほど高いレベルの教材を使う傾向があるようです。

それが、なぜ効果的な学習にならないのでしょうか?それは、英語の音を追うのに精一杯で、英語の語順で内容を聞き取り理解していく余力が残っていないのです。 これは、歌詞の意味を理解しないで、洋楽を歌っている状態に近いと言えます。このために、「英語が聞こえているのに、すぐに消えてしまう」ということが起こるのです。


本書の特徴

本書では、プロソディー・シャドーイングで獲得する 「英語らしい音に慣れる」 練習と、コンテンツ・シャドーイングで獲得する 「英語を聞きながら意味を理解する」 練習を両方おこないます。しかし、この本はシャドーイングの本ではありません。 段階ごとに、英語を見ながらおこなう練習と見ないでおこなう練習を合わせています。UNIT 1から UNIT 3の三部構成です。

UNIT 1はプロソディーの練習です。最初からテキストを見ないで練習する必要はまったくありません。むしろ、見ながら自分が知っている英語と実際の発音の違いを、目と耳を使って合わせていく練習をしましょう。

UNIT 2はコンテンツを聞き取る練習、つまり英語の語順に慣れて、長い文のコンテンツを日本語無しで理解する練習です。この練習はスピーキング力やリーディングでの速読力向上にも有効です。

UNIT 3では英検や TOEIC のような試験形式の問題を使って、UNIT 1とUNIT 2で鍛えたリスニング力の力試しをします。なお問題は、英検、TOEIC などの資格試験を受けるためにリスニングを練習している人だけではなく、様々な目的でリスニング力をつけたい人を意識して作りました。したがって、英語圏の学校の講義やビジネスで使う、比較的フォーマルな英語だけでなく、海外で使える日常の口語表現も使っています。皆さんは英語の男性名 Joe が、口語で何を意味するか知っていますか?最近の若者のワーキング・スタイルを表す gig economy という表現がありますが、gig は聞いたことがありますか?答えは本書で探してください。

また、本書では UNIT 1と UNIT 2で練習した語やセンテンスが UNIT 3の問題文にも使われています。UNIT 3で UNIT 1、UNIT 2の復習もできるように工夫されています。

以上が、本書の主な特徴です。十年以上、英語のリスニング力を伸ばすお手伝いをして、工夫してきたことを読者の皆さんにお伝えできるよう努力しました。

本書の英文校正は、前著「英語ライティングこれ一冊」と同様に関西学院大学非常勤講師の Paul Aaloe 先生にお願いしました。本書では、Paul 先生に執筆協力者として、UNIT 3の問題作成にも関わっていただきました。
Paul 先生の豊富な英語知識と、良い英語を読者に届けたいという真摯な姿勢にいつも助けていただいています。
読者目線で校正のお手伝いやアドバイスをいただいた吉川由恵さん、田中奈津子さんにもお礼申し上げます。

最後になりましたが、この本を書くきっかけをくださり、まとまりない文章を根気強く編集していただいたベレ出版編集部、大石裕子さんはじめベレ出版の皆様に感謝申し上げます。

本書が英語リスニング力を伸ばしたい読者の一助になれば無上の喜びです。

著者プロフィール

津村元司(つむら もとし)

関西大学大学院外国語教育学研究科外国語分析領域前期博士課程修了(主席)。外国語教育学修士。英検1級取得。日米英語学院にて英検、TOEFL、IELTSなどの英語資格試験対策をはじめ、英語4技能教育に長く携わる。ヨーロッパ、アメリカやアジアでのインターナショナル・トレードショーにて樹脂製品を出展し、プレゼンなどを多数回行いビジネス実務経験も豊富。韓国語も堪能。

[著書]『英語ライティングこれ一冊』(ベレ出版)

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