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スペイン・ポルトガル大停電

今年の4月28日、スペイン・ポルトガル大停電があったとき、ちょうどリスボンに来ていました。その日、昼少し前に朝ごはんに出かけました。停電はこの直後だったようです。カフェを何件か覗きつつ食べるところを探しているとどの店も暗くて、リスボンは省エネ意識高いんだな、と思っていました。食事をしようと入ったお店の人に「ポルトガル全部で停電してる」と言われて、いやいや国全体で停電はありえないでしょ、と日本人ならそう考えると思うのですが、本当でした。ポルトガル、そしてスペインで同時停電でした。どんな送電?配電?になっているのでしょうか。停電すると復旧に3日はかかるよ、と教えてくれる人がいて、慌てて数日分の食料と水を確保することに。スーパーは閉まっていて、小さい食料品店では少々ホコリのかぶった水のボトルが残り少なくなっていたので、いつになく盛況だったようです。そして宿に帰ると入口のオートロックがオフ状態でした。これも電気を使っているのですね。この停電直後の状況で、リスボンの人たちはさほど慌てていなくて、真っ暗なカフェでそのまま居座る人、店先ですることなくおしゃべりしている人などゆったりとしていました。のんびりした人が多い国のようです。その後、部屋になんとか入れたもののネットもダウンしてしまったので、とりあえず寝ました。外から歓声が聞こえて目が覚めたのは23時ごろ。外を覗くと狭い通りでたくさんの人が電気復旧に歓喜の叫びをあげていました。明るい人が多い国のようです。短い旅行日程の1日を無駄にしてしまいましたが、睡眠も十分とれたし、大変な目に合うことなく、ゆるくやりすごせたスペイン・ポルトガル大停電でした。翌日、洗濯機を回しながらドライヤーを使っていたら、バツンと部屋が真っ暗に。また!?とびっくりしたのですがブレーカーが落ちただけでした。

ワタヒキ

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