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  • 編集部コラム

外交官の著者

今担当している著者は、キューバの日本大使館にいらっしゃる外交官の方です。外交官の方々はそれを目指すぐらいなので、基本海外志向が高く、著者も海外赴任はまったく苦にならず、むしろ「次はどこだろう」と楽しみでもあったそうです。入省する際に、5か国ほど希望国を書かされるものの、何のためのアンケートなのかわからないくらいその希望とはまったく関係のない国に行かされるとか。なので、中国語を学んだこともないし希望もしていない中国の大使館勤務になるなんてことはふつうのことのようです。みなさん、赴任先の国の言葉を集中的に勉強して、通訳なしでお仕事をされるそうなのですが、たまに、語学の素養がまったくない人というのも存在して、どの国に赴任しても常にそばに通訳をつけて乗りきるという、別な意味ですごい方もいらっしゃるそうです。外国語を仕事のツールとしているみなさんに共通して感じるのは、とても勉強熱心なのと、勉強を楽しんでいらっしゃることです。外交官の著者は、大勢の外国人ばかりの席でのスピーチでは、必ず最初にちょっとしたジョークで笑わせて場をなごませるそうです。日本語で言って通訳してもらうというのではできないテクニックです。勉強の成果を味わう楽しさも伝わってきます。様々な国に住んで、そこの言葉使って仕事をする。外交官、合う人には楽しすぎる職業かもしれません。

ワタヒキ

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