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  • 編集部コラム

肺炎と私

20代の頃は、毎年の健康診断でオールAを目指すと豪語していた私。もともとの体質で白血球が少なく、どうしてもBが混ざることを悔しがっていました。そして30代のいつの年からか毎年肺の所見で<副葉間裂>やら<両肺尖肋膜瘢痕>とか書かれるようになったので、ある年「これは何ですか?」と聞いたら、「肺炎になった跡です」と言われました(肺炎になった自覚はない)。

そして今年の夏の終わり、多少長引いていた咳を放っておいたらある日スコンと熱が出ました。すぐ下がったのですが念のため受診したところ、まさかの「肺炎です」と言われ、1週間点滴を打つため病院に通うことになりました。その時、会社の先輩から、「今売れているみたいですよ!」と勧められたのが『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』(飛鳥新社)という本。このタイトル、新聞広告で見た覚えはありました。近年CMなどでも年配の方の死因の上位に肺炎が入るから肺炎球菌の予防接種を受けましょう!というようなものを見ていましたから、年をとると肺炎も怖いものね~、私も○十年後にはこういう本の対象読者になるのかしら!?と、完全に他人事として素通りしていた本です。

まさか、自分がこの本を勧められる立場だったとは…。本当に驚きました!!(が、この本はよくよく見てみると誤嚥性の肺炎を引き起こさないための本なので私の症状とは異なるようですが、でも40代からのどの衰えは始まっているそうです)

以前はほぼ小説しか読まなかった私が、ベレの<世界史劇場>シリーズを皮切りに歴史本をかじってみたり、この頃は気になる新書もときどき読むようになりました。そしてさらに健康本が私の射程に入ってきて、読書の幅の広がり(と健康の大切さ)をしみじみ実感する今日この頃です。

シンタニ

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