書籍詳細

書けなくてもいいけど読みたい漢字
漢字と気軽につきあい、そして自然に語彙が豊かになる一冊

書けなくてもいいけど読みたい漢字
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著者名
田中春泥
ISBN
978-4-86064-178-8
ページ数
336ページ
サイズ
四六判 並製
価格
定価1,620円 (本体1,500円+税8%)
発売日
2007年12月17日発売

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内容紹介

教養としてこれだけは押さえておきたい漢字2900を例文、語釈とともに収録。本書は3部構成でPART1は漢語編(音読みの漢字)PART2は和語編(訓読みの漢字)PART3は和漢複合語編(音訓読みの漢字と漢語を和語化した漢字)。読めそうでなかなか読めない漢字、意味はなんとなくわかるが正確に読めない漢字を例文と一緒に覚えるようになっています。

著者コメント

 とにかく、漢字と気軽につきあってみよう

 漢字は書けなくてもよい。読めて、その言葉を思い浮かべることができれば、それでよいのである。そうすれば、国語辞典が引ける。国語辞典が引ければ、誰でも、その漢字を正確に綴(つづ) ることができるのである。
 かく言う私も、大抵の漢字は読めるつもりだが、それを「さあ、書け」と言われると、ほとんど全く書けない。それどころか、常用漢字さえ、ややもすれば、そらでは書けない体たらくなのだ。それでも、辞書を引き慣れているので、難しい漢字を書く時でも困ったことは一度もない。
 実は、漢字は書けることは二の次、三の次で、まず、その言葉を知っていて読めること、次いで、その言葉を何とか正しく使いこなせることが大切なのである。言い換えれば、漢字が読めるということは語(ご) 彙(い) の問題であり、ある言葉が読めて使いこなせる人は、その分だけ語彙が豊かな人だと言うことができるのである。
 そこで本書は、「漢字は書けなくてもいい」ということを大前提として、その上で、とにかく漢字と気軽につきあっていくこと、そして、そうするうちに、自然に語彙が豊かになっていくことを心がけて編集したものである。
 さて、私たちは普段、漢語(中国由来の音読みする言葉)と和語(日本固有の訓読みする言葉) を、ほとんど区別しないで漢字を使っている。いわば、無意識のうちに昔の中国語と古来の日本語とを、何の違和感もなく混然一体として使いこなしているわけである。
 もちろん、日常生活では、それで充分、事足りているが、一歩踏み込んで考えれば、言葉の由来や素性を知ること―まずは、それが漢語であるのか、和語であるのかを知ること―は非常に大切であり、また、自らの語彙を豊かにする上での大きな力になってくれると思うのである。
 そこで本書では、言葉を「漢語」「和語」「和漢複合語」の三つのグループに分け、それによって章立てをすることにした。そして漢字の読みも、漢語(音読みの漢字)は片仮名で示し、和語(訓読みの漢字)は平仮名で示すことにした。これは漢和辞典一般の方式にならったものである。
 また、本書では、常用漢字は一応、みんなが読めるという前提に立ち、常用漢字以外の漢字の中から、比較的、目に触れることが多いと思われる漢字を選んで収録した(ただ、常用漢字でも、「常用漢字表」以外の音訓の語は取り上げた)。いわゆる難読語と呼ばれる漢字の中には、興味深くて紹介したい漢字も多々あるのだが、普段、目にすることがほとんどないような漢字は、このたびは残念ながら割愛した。
 ところで、私たちは多くの場合、漢字というものに文章の中、文脈の中で出会い、そこで読みを記憶すると同時に、使い方をも学習していくわけである。そのためか、単独では読めない漢字でも、文章の中に置かれると、不思議にすらすら読めてしまうというケースが驚くほど多い。そのことを思えば、たとえば漢字の読みを問う試験問題やクイズなどで、漢字だけを単独で示して読みを問うというのは、実はナンセンスに近いのである。
 そこで本書では、収録した各語にいちいち例文を付することにした。下手な例文でまことに恐縮だが、笑い飛ばしながら読んでいただき、漢字と気楽につきあっていくきっかけにしていただければ、と願った次第である。なお、本書の方針からすれば、例文でも漢語には片仮名でルビをふるべきだが、例文だけは普通の書籍と同じ感覚で読んでいただきたいと思い、和語と同じく平仮名でルビをふった。
 最後に、私の本来の分野は古句(古典俳句)の研究にあるので、所々で例文に添えて古句を紹介してある。もちろん、読み飛ばしていただいて結構だが、これを機会に、少しでも古句の世界に興味を持っていただけたならば、望外の幸せである。

田中春泥

著者プロフィール

田中 春泥(たなか しゅんでい)

福岡県生まれ。早大文学部卒。俳人。古典俳句研究者。俳句の研究と実作には、伝統的な言葉についての奥深い知識が欠かせないことを痛感し、以来、和語と漢語の勉強に努めている。また、軍記や野史偏愛し、著書に『戦国武将男の値打ち』(三笠書房)がある。

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