書籍詳細

社会を読み解く数学
数学というメガネを通して社会をのぞいてみる。

社会を読み解く数学
売れてます! 
著者名
松原望
ISBN
978-4-86064-220-4
ページ数
232ページ
サイズ
A5並製
価格
定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
発売日
2009年03月06日発売

ショッピングカートに入れる 品切れ

内容紹介

毎月のように日本のどこかで選挙が行われ、投票で政治が決まります。国政選挙であれば影響は大きく、さらにアメリカの大統領選ともなると世界の運命がかかるといっても過言ではありません。しかし民主主義は数だ、という政治家さえいるのに、一票の価値の不平等はその民主主義の根本をも否定してしまう。世の中を「数学」という眼鏡を通して見ると、世界がまるで違ったものに見えてくるでしょう。数学はおもしろい!

著者コメント

(「まえがき」より)

 これから数学を用いて社会や世の中を見ていきましょう。この本は数学的すぎにならず、エッセイ風に書きましたので、パズルを解く気持ちでゆったりと読めるように工夫しました。論理、幾何学、逆説、効用、統計、数理、比例、集合、ゲーム理論、確率過程などをわかりやすく、おもしろく解説しました。

 よく社会や世の中や人の心は数学ではわからないといわれますが、もともと現実はたいそう複雑で多様ですから、ある程度そのとおりと思います。というのも、現代は情報化の時代で、いろいろな意見や考え方が氾濫し交錯して、自分はどこにいるのかわからなくなっていますね。現代はますます不確実と混迷の中に投げ込まれていて、私たちもせっかちになって、錯覚や偏見に左右されています。

 でも、現実に近づくよりは少し距離をおいて見てみる方が見えなかったものが、少しは見えてくるのではないでしょうか。
 数学はその手立ての一つです。ものごとをゆっくりと原理的に厳密に考えるきっかけを作ってくれますから。そう、『星の王子さま』のサン・テグジュペリは単独の夜間飛行士でしたから、空の星しか道しるべになりませんでした。
 この「空の星」が数学かもしれません(とすると、天は何でしょうか?)。

 数学は「厳密な学問」といわれていますが、人間の考えたものですから完全に厳密とはいえません。その証拠に「パラドックス」(おかしなこと、解けない問)があちこちに出てきます。ただ、数学を通して、数(もちろん)、言語、時間、無限と超越など、ふだんあまりまじめに考えるチャンスのなかった課題を考えることができ、そのいくつかは、日常にもふれ、「な~んだ、そうだったのか」とすっと通ってしまうかもしれません。私たちの時代の困難も意外に敷居が低いのかもしれませんね。まあ、読んでみてください。

著者プロフィール

松原望(まつばら のぞむ)

1942年東京生まれ。東京大学教養学部卒業、スタンフォード大学大学院博士号取得。旧文部省統計数理研究所入所、エール大学政治学部客員研究員、東京大学教養学部教授、東京大学大学院総合文化研究科教授、東京大学退官後、上智大学外国語学部教授を経て、2008年から聖学院大学大学院政治政策学研究科教授。

著書:『計量社会科学』(東京大学出版会)、『わかりやすい統計学』(丸善)、『意思決定の基礎』(朝倉書店)、『社会を読みとく数理トレーニング』(東京大学出版会)、『入門確率過程』『入門ベイズ統計』(東京図書)『数学の基本やりなおしテキスト』(共著/ベレ出版)ほか

書籍詳細検索

フリーワード
カテゴリー
絞り込みオプション
 
×閉じる

ページのトップへ