相対性理論には、特殊相対性理論と一般相対性理論があります。いずれもアインシュタインが作りました。本書では特殊相対性理論はどういうことを仮定し、どのような議論をして、どのような結論を導くかということを解説します。特殊相対性理論は結果が“派手”なわりには意外にその導き方は簡単と言えます。読者が特殊相対性理論の公式の導き方を理解して、人に説明できるようになることを目指します。
本書付随の動画、画像はこちらから。
http://ndimension.g1.xrea.com/toreaders2.html
式を導くときの式変形は、初心者でもわかるように、なるべく省略せず、詳しく書きました。
中学数学がわかっている人であれば、本書を読めば、相対論の有名な式が、導けるようになります。そればかりか、さらに、人に説明できるようになります。
さあ、友人、知人、に話してみましょう。
書籍詳細
相対性理論の式を導いてみよう、そして、人に話そう
中学数学がわかっていれば、相対性理論の有名な式が導ける。そして人に説明できるようになる!

- 著者名
- 小笠英志
- ISBN
- 978-4-86064-267-9
- ページ数
- 208ページ
- サイズ
- 四六判 並製
- 価格
- 定価1,870円 (本体1,700円+税10%)
- 発売日
- 2011年01月21日発売
品切れ
内容紹介
著者コメント
(「はじめに」より)
特殊相対性理論を略して特殊相対論と言います。一般相対性理論を略して一般相対論と言います。両方ともアインシュタインが作りました。アインシュタインは、まず特殊相対論を作り、その後、一般相対論を作りました。
一般相対論は特殊相対論を拡張して作られました。かつ、一般相対論は特殊相対論を含みます。
特殊相対性理論と一般相対性理論を合わせて相対性理論と言うことも有ります。特殊相対論と一般相対論を合わせて相対論と言うことも有ります。
本書では、特殊相対性理論はどういうことを仮定して、どのような議論をして、どのような結論を導くかということを説明します。
初心者の読者が特殊相対論を理解して、さらに人に説明できるくらいまでになるように、と願って書きました。
この本は、中学レベルの数学・物理がわかっていれば読みすすめられます。
前半、ベクトルが少し出てきますが、小学算数や中学物理(中学理科の物理分野)で暗に使っている程度です。必要なことは説明します。
この本の後半は、高校レベルの行列の知識があった方が有利ですが、行列に関することのうち、必要なことは説明します。
なので、高校レベルの数学・物理をきちんとわかっている大学1年生レベル以上の人なら本書はすらすら読めるでしょう。
著者プロフィール
小笠英志(おがさ えいじ)
博士(数理科学)
東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了
博士号取得後アメリカに2年ほど研究で滞在
Brnadeis大学visiting scholar
専門:位相幾何(おもに高次元絡み目)、素粒子論(おもに超弦理論)、学術出版した論文については著者のwebsite
http://ndimension.g1.xrea.com/
をご覧ください。
現在:大学教員
趣味:ウィンドサーフィン。初心者レベルですが、趣味は気分
転換なので細く長く。
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