2002年に出版され、好評を博した企画の待望のリニューアルです。「単位」の意味を考えることによって、複雑に見える物理の原理がスッキリと理解できるようになります。単位の中には、「量」の性質を決めている法則の内容が凝縮されているのです。今作では新たに視覚や聴覚に関する単位の章が設けられ、放射線の測定に使われる単位などの内容も加わりました。そして、国際度量衡総会で検討される、「キログラムの再定義」という話題にも詳しく言及していきます。
書籍詳細
新・単位がわかると物理がわかる
「単位」を切り口にして、複雑な物理の原理をスッキリ理解

内容紹介
著者プロフィール
和田純夫(わだ すみお)
1949年生まれ。
東京大学理学系大学院卒。
現在、東京大学総合文化研究科専任講師。
専門は素粒子論、量子論、科学論。
著書:『物理学グラフィック講義(全6巻)』(サイエンス社)他多数。
大上雅史(おおがみ まさし)
1967年生まれ
東京大学理学系大学院卒
現在、特許事務所勤務。
専門は重力理論、量子論
著書:『数学が解き明かした物理の法則)』(共著、ベレ出版)他
根本和昭(ねもと かずあき)
1955年生まれ。
東京理科大学理学部応用物理学科卒。
現在、茨城県佐和高等学校教諭。
「量」を重視した物理教育を実践。
平成24年度日本理化学協会賞(物理部門)受賞。
「自己誘導を利用したエコ回路 ~ジュール・スクイーザー~」
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素粒子論とその歴史
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