日常生活から、里山や森などの自然まで、私たちの身のまわりを生態学的な視点で見てみると、そこには生きものと環境がお互いに影響し合っている姿が見えてきます。生態学とは、生物とそれを取り巻く環境の相互作用を考える学問分野です。生物学の一分野ですが、地質学や地理学、気象学などといった分野とも関連性が高く、総合的な学問です。世界的に関心が高まっている、生態系や外来生物、生物進化、生物多様性、環境問題といった話題について、親しみやすくやさしい文章で、生態学の考え方を紹介します。
書籍詳細
生態学者の目のツケドコロ
何気ない日常や、見慣れた景色から見えてくる「生きものと環境」の話

- 著者名
- 伊勢武史
- ISBN
- 978-4-86064-642-4
- ページ数
- 243ページ
- サイズ
- 四六判 並製
- 価格
- 定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
- 発売日
- 2021年01月26日発売
内容紹介
著者プロフィール
伊勢 武史 (いせ たけし)
1972年生まれ。
京都大学 フィールド科学教育研究センター 准教授。
ハーバード大学大学院 進化・個体生物学部修了(Ph.D.)。
独立行政法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)特任研究員、兵庫県立大学大学院 シミュレーション学研究科 准教授を経て、2014年より現職。
著書に『学んでみると生態学はおもしろい』『「地球システム」を科学する』『生物進化とはなにか?』(以上、ベレ出版)、『地球環境変動の生態学』『生態学は環境問題を解決できるか?』(ともに、共立出版、共著)などがある。