書籍詳細

宇宙の見え方が変わる物理学入門
宇宙をより深く理解し楽しむための、物理学の本当の基礎!

宇宙の見え方が変わる物理学入門
著者名
小林晋平
ISBN
978-4-86064-652-3
ページ数
368ページ
サイズ
A5判 並製
価格
定価2,200円 (本体2,000円+税10%)
発売日
2021年04月26日発売

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内容紹介

『ブラックホールと時空の方程式』(森北出版)や、YouTubeでのライブ配信「24時間ではしりぬける物理」などで大人気の小林晋平先生が伝える「物理学のおもしろさ」!
“ブラックホール”や“宇宙のはじまり”について書かれた本はたくさんありますが、本書が目指したのは「物理学の考え方」を伝えることです。宇宙に関するワクワクするような話題をより深く理解し楽しむためには、「物理学の考え方」を知っておく必要があります。宇宙という遠くの世界で起こっている現象が、身のまわりで見られる現象と本質的に同じであるとわかったとき、世界の見え方が変わることでしょう。

著者コメント

(「はじめに」より)

物理の面白さとは何だろうか

 いろいろなところで言ってきたのですが、かつて私はお笑い芸人になるか、物理学者になるかを真剣に悩んだ人間です。だからというわけではありませんが、どんな話題が人を惹きつけ、逆にどんな話題には興味を持ってもらえないかがいつも気になっていました。
 
 若いころは物理の本質とは違うところでウケを狙っていたこともありますが、多くの知識や経験を得たいまは、「物理そのもの」で勝負したほうが、学生や科学イベントに来てくれる方に楽しんでもらえることがよくわかりました(勢いだけで勝負できる年齢ではなくなったというのもありますが……)。

 その点では、宇宙にまつわる話題はうってつけです。私は、一般向けの講演会やイベントを数多くやらせていただいていますが、そうした中で「宇宙は好き! でも物理や数学はちょっと……」という方に山ほど出会ってきました。むしろそうした方のほうが多いように感じます。

 しかし、宇宙の始まりやブラックホール、次元や時空といった事柄と、学校で学ぶ物理は、実はシームレスにつながっています。私自身、それがはっきり見えるようになったのは、大学院に入り、深く物理学と付き合うようになってからですが、「宇宙の始まり」や「ブラックホールの中」といった「遠くの世界」で起きる現象が、身の回りで見かける現象と本質的に同じであることがわかったときは、世界が変わって見えたような気がしました。

 その具体例をこれからお話ししていきますが、この「世界の見え方が変わる体験」は、物理学に限らず、何かを学ぶ醍醐味ともいえるものです。せっかく学校でその入口まで来ているのに、その先の面白い世界を味わうことがないのは、たいへんもったいないと思うのです。

 本書を通じてそうした「世界の見方が変わる体験」をしてもらい、そしてその「ついで」に、宇宙やブラックホールにも詳しくなってもらえれば、この本の目的は達成されたことになります。1.1節から3.4節では、すべての節で小中高のいずれかで学ぶ基本的な物理の内容と、それらに関係した、発展的で宇宙にまつわるトピックをセットにしました。3.5節と第4章は、そこまでのまとめと、発展的な内容です。それぞれの節が(ほぼ)独立しているので、どこから読んでもらってもよいと思います。楽しんでいただけたら幸いです。

著者プロフィール

小林 晋平(こばやし しんぺい)

東京学芸大学教育学部准教授。
1974年長野県長野市生まれ。
京都大学理学部卒。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。
専門は宇宙物理学、素粒子物理学。
東京大学ビッグバン宇宙国際研究センター研究員、日本学術振興会海外特別研究員(カナダ・ウォータールー大学、ペリメーター理論物理学研究所)、国立群馬工業高等専門学校准教授を経て、現職。
著書に『ブラックホールと時空の方程式』(森北出版)がある。

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