書籍詳細

日本列島の「でこぼこ」風景を読む
その風景はどのように創られてきたのか?

日本列島の「でこぼこ」風景を読む
著者名
鈴木毅彦
ISBN
978-4-86064-653-0
ページ数
304ページ
サイズ
四六判 並製
価格
定価1,870円 (本体1,700円+税10%)
発売日
2021年04月14日発売

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内容紹介

地球は何枚もの「プレート」で覆われており、それらが地球表面を動き続けていることが知られています。日本列島はそのプレートが4つも集まったところに位置しているため、小さな国土ながらもじつに変化に富んだ地形が見られるのです。凸は3000m級の山脈から人の住む山地、火山があり、凹は谷、川、湖沼があります。さらに空から眺めてみると、海と陸の境目には様々に入り組んだ海岸線が見られます。日本列島はタテにもヨコにも「でこぼこ」だらけといえるのです。本書では、高い空から眺めることから始まり、山々、火山、水、海岸線と、それらがどのようにしてつくられてきたのか、地学全般の知識を駆使して「風景を読む」ことを目指します。

著者コメント

(「はじめに」より)

 長い歴史の中で、人は多くの知識と技術を集積させてきました。都市やコンピュータが登場し、仮想空間、人工知能など、自然からかけ離れた世界を創造してきました。しかし人は自然から逃れられません。多くの自然災害がそれを物語っています。そんな自然と人の接点のひとつが風景です。地表の起伏やその様子を示す単なる映像ではなく、人がそれを見て何かを感じることにより風景という言葉が成り立つように思います。どんなに仮想空間が発達しても、本物の風景以上のものを再現できるとは思えません。本書はそんな自然がつくりだした風景を、誰にでも読んで楽しむことができるようになることを目的とします。
 世の中に同じ風景は存在しませんが、似た風景は存在します。その場合共通の地形をもつことがあります。同じ風景は無二であっても類似の風景と地形の組み合わせにはパターンがあります。このことは、はじめて出会う風景からでもその場所の地形の成り立ちの理解が可能であることを意味します。本書の目的はこの理解方法の習得にあります。本書では順番に読むことを想定していません。山、火山、川・湖、海岸など興味あるテーマから読みはじめてください。それでは風景を通じて、日本列島の地形学の物語を楽しんでください。

著者プロフィール

鈴木 毅彦 (すずき・たけひこ)

1963年静岡県生まれ。東京都立大学理学部地理学科卒業、同大学大学院理学研究科修了、理学博士。現在、東京都立大学都市環境学部地理環境学科教授、同大学火山災害研究センター長。専門は、自然地理学・地形学・第四紀学・火山学。研究内容は日本列島の火山灰編年学、最近は東京の地形や地下地質、伊豆諸島の火山噴火史など。『わかる!取り組む!災害と防災火山』(帝国書院)、『日本の地形4 関東・伊豆小笠原』、『写真と図で見る地形学』(東京大学出版会)などの共著書がある。

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