書籍詳細

深掘り! 日本の地名 知って驚く由来と歴史
地名に潜む、自然や歴史、人々の生活、現代社会の意外な事情が見えてくる

深掘り! 日本の地名 知って驚く由来と歴史
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著者名
宇田川勝司
ISBN
978-4-86064-683-7
ページ数
216ページ
サイズ
四六判 並製
価格
定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
発売日
2022年02月07日発売

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内容紹介

「東京都には“新宿”が2ヵ所ある」「“近江”を“おうみ”の読むのはなぜか」「北海道に山梨・鳥取がある謎」「“隅田区”のはずが“墨田区”になったワケ」…
地名は、ふだんその存在を気にすることがないくらい当たり前なものです。しかし地名にはそう呼ばれるようになった理由があります。いつも見聞きしている地名も、調べてみたら意外な事実や歴史が潜んでいるかもしれません。本書では、難読地名や珍地名だけでなく、自然地名や文化地名の由来、地名の決め方、地名に使われている文字など、気になる地名のあれこれを多角的・多面的に探究し、その真相を明らかにしました。収録されている地名も豊富なので、きっと読者に馴染みの地名も登場するでしょう。身近なテーマを入り口に、教養として知識を深めたい方から、ちょっとした地名マニアまで楽しめる一冊です。

著者コメント

(「はじめに」より)

 「あなたの足下には地名がある。長い間、続いてきた物言わぬ顔。しかも毎日恩恵を受けている。地名は人間とかかわりが出来たから出来たのだ」
 民俗学者丹羽基二氏はその著書『地名』の冒頭にこのように記している。地名というものの本質を端的に表した言葉だ。地名とはその土地の位置や特徴を表す固有名詞であり、都道府県や市町村の名から山や川の名までその場所の風土や歴史に因んで名付けられたものだ。我々は日常生活の中の様々な場面でそのような地名を、見たり、聞いたり、会話の中で何気なく使ったりしている。
 筆者が住む愛知県犬山市と木曽川を挟んだ対岸の岐阜県側に伊木山という標高170mほどの小高い山がある。犬山からは日が沈む西方に位置するため「夕暮れ富士」と呼ばれている。しかし、木曽川沿いに東西に峰が続くこの山は、北側の岐阜県側からは人が寝ているように見え、顔に当たる山頂は「ピノキオの鼻」と呼ばれており、南の愛知県扶桑町側からもやはり人が寝ているように見えるため、この町の子どもたちは「ガリバー山」と呼んでいる。
 そもそも日本にはいったいどれくらいの地名があるのだろうか。地名辞典の最高峰とされる『角川日本地名大辞典』 (全51巻)には26万余りの地名が収録されているが、そこには夕暮れ富士やピノキオの鼻、ガリバー山などの名称は記載されていない。このような地元の人々だけが使っている通称も含めると、国内の地名の総数は1000万とも2000万とも言われている。
 地名に関する本も数多く出版されている。丹羽氏の『地名』が出版されたのは40年以上も前の1975(昭和50)年、当時は地名に関する本といっても、A5判サイズの分厚い専門書のようなものばかりで、一般の人にはちょっと取っつきにくかったが、最近は珍地名や難読地名など多くの人が興味を持ちやすいライトなテーマの地名本が出版されている。もちろん地名が持つ意味を深く追求したコアな地名本も多く出版されている。
 ただ、珍地名や難読地名を集めただけの本は、何か物足りない。雑学知識を増やすのではなく、もっと教養としての知識を深めたい。かといって、自分の知らない地名の由来を学術的に詳しく説明されても、そこまでは興味がない。地名には興味はあるが、もっと手軽に地名のおもしろさに触れることができる本が読みたい。
 本書は、そのような方はむろん、地名というものに今まであまり関心がなかったという方まで、様々な方に地名に潜む自然や歴史、人々の生活、現代社会の意外な事情、そんな地名のおもしろさや奥深さを知っていただき、地名を日常生活に身近のものとして感じ取っていただけるようなテーマを設定した。
また、「平成の大合併」以降、既存地名が消滅し、行政の命名による新たな名の市や町が相次いで誕生したが、「地名は伝統文化であり、歴史を考慮しない地名の改変はけしからん。憂うべきことだ」という論説を雑誌などで目にすることがある。地名とは、その土地の自然や悠久の歴史の中から名付けられ、人々に長く慣れ親しみ受け継がれてきた記録であり財産である。それを軽んじ、安易に変更したり、作成したりすべきではないという主張だ。当然であり、筆者も同じように考える。ただ、そのように過去を重視した視点だけで地名を捉えるべきではない。地名は、現代社会の中で我々の日常生活に経済的・政治的に常に関わっており、過去から現代、さらに未来に続くものだ。つまり、伝統文化としての地名に固執せず、現代社会の中の地名として、さらに未来を見据えて考察することも必要だ。本書はそのような視点から、多角的・多面的に地名を探究することを心がけた。
 なお、本書で取り上げた地名は、できる限り多くの人に知られている身近な地名を選んでいる。しかし、地名の中には、語源が不明であったり、その由来に様々な説があったりする場合も多く、筆者の見解が必ずしも唯一無比ではないことをご了承願いたい。地名を探求し続けてもそこには正解というものがない場合が多い。もっとも、それだからこそ自分なりの見方、考え方が可能になり、誰でも地名のコメンテーターになることができる。それがまた楽しい。

著者プロフィール

宇田川勝司
1950 年大阪府岸和田市生まれ、現在は愛知県犬山市に在住。
関西大学文学部史学科(地理学)卒業。
中学・高校教師を経て、退職後は地理教育コンサルタントとして、
東海地区のシニア大学やライフカレッジなどの講師、テレビ番組の監修、執筆活動などを行っている。
著書に『数字が語る現代日本の「ウラ」「オモテ」』(学研教育出版)、
『なるほど日本地理』『謎解き日本列島』(以上、ベレ出版)などがある。



宇田川勝司(うだがわ かつし)

1950 年大阪府岸和田市生まれ、現在は愛知県犬山市に在住。
関西大学文学部史学科(地理学)卒業。
中学・高校教師を経て、退職後は地理教育コンサルタントとして、
東海地区のシニア大学やライフカレッジなどの講師、テレビ番組の監修、執筆活動などを行っている。
著書に『数字が語る現代日本の「ウラ」「オモテ」』(学研教育出版)、
『なるほど日本地理』『謎解き日本列島』(以上、ベレ出版)などがある。

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