書籍詳細

街なか葉めくり虫さんぽ
世界がグンと広がる! ご近所の自然を再発見!!

街なか葉めくり虫さんぽ
著者名
とよさきかんじ
ISBN
978-4-86064-696-7
ページ数
228ページ
サイズ
A5判 並製
価格
定価2,200円 (本体2,000円+税10%)
発売日
2022年07月26日発売

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内容紹介

みなさんのご近所にもある、公園や緑道、街路樹、植え込み、花壇など。そんな小さな緑にも、たくさんの虫たちが集まります。植物を食べる虫、その虫を食べにくる虫、植物に卵を産む虫、植物を家にする虫など、植物はまさに、虫たちのワンダーランドです。
本書はまるで、著者と並んで歩きながら、虫さがしをしているかのように感じる一冊。さあ、一緒に葉っぱをめくって、虫たちの世界を覗いてみましょう。
キラキラした虫、もふもふした虫、レース編みのような虫、うさ耳をもった芋虫など……。「こんなところに、こんな虫がいたんだ!」と叫ぶこと間違いなし。ぜひ、ご近所で生物多様性を感じてください。

著者コメント

(「はじめに」より)

 この本を手に取っていただきありがとうございます。著者のとよさきかんじです。
 私は、虫好きはもちろん、虫が苦手な人にも、その魅力を届けられないかなあ、と思いながら、身近な環境にいる虫の写真を撮ったり、本を書いたりしています。

 私は子供の頃は虫が大好きだったのですが、思春期に虫から遠ざかってしまい、大人になってから虫の世界にカムバックしました。市街地に住んでいるので、こんな街なかに虫なんていないだろうと思い込んでいたのですが、花や葉の周辺を探すと、いろいろな虫が見つかることに驚きました。はじめのうちは、出会った虫をひたすら撮影して名前を調べていたのですが、数年がたつうちに、「あれ?なんでこの虫はここにいるんだろう?」と不思議に思うようになりました。そこで植物や花の種類を調べてみたところ、「偶然だと思っていたけど、この植物が食草だったのか!」とか「この花、めっちゃ虫に人気だな……!」など、しだいに植物と虫をセットで観察することの面白さに目覚めていきました。「身近な街なかの自然に、こんなドラマがあるなんて……ひとりで楽しむのはもったいない!」-そんな思いが、この本をつくるきっかけになりました。
 虫には、他の生き物を捕食するもの(カマキリやクモなど)と、植物食のもの(チョウやセミ、カブトムシなど)がおり、なかにはどちらも食べるもの(アリやスズメバチなど)もいます。植物には花や葉、樹液や果実など、虫のエサ資源となるたくさんの要素があります。また虫の体を外敵から隠したり、すみかや産卵場所となって、虫の暮らしを支える存在でもあります。植物も虫に食べられるだけではなく、虫を利用して身を守ったり、受粉して種子をつくったりしています。この本では、身近な植物を利用する(植物に利用される)虫たちの生きざまを、季節ごとに紹介していきたいと思っています。

 現代に生きる私たちは、多くの刺激や情報に囲まれて忙しく暮らしています。街なかの自然といわれても、名前を知らない植物はただの緑色で、正体のわからない虫は不快な黒い点としか思えないかもしれません。でも、目に映る植物が一種でもわかると散歩が楽しくなり、何の虫かがわかると自然が怖くなくなります。「あの花は去年より早く咲いている気がする」「このハチは危なくないやつだ」そんな体験をすると、脳内物質がブワーッと出て多幸感に包まれます。この世界の一片を自分の眼で「識(し)ること」 、それは見慣れた風景が、今までと違った解像度をもって立ち上がる、ときめきの瞬間なのです。

 そんな幸せを感じていただきたくて、一冊の本をつくりました。ぜひ今の季節からページを開いて、身近な虫と植物のワンダーランドを体験してみてください。

著者プロフィール

とよさきかんじ(とよさき かんじ)

1975年、埼玉県生まれ。
多摩美術大学絵画科油画専攻卒。
「日本野虫の会」という屋号で、嫌われがちな虫の魅力を紹介しながら、
生物多様性の魅力につなげる活動をしています。テーマは「虫と和解せよ」。
著書に『くるりん!ダンゴム』(岩崎書店)、『手すりの虫観察ガイド』(文一総合出版)がある。
Twitter:日本野虫の会 @panchichi3

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