2025.11.26 NEW 編集部コラム 距離が近い問題 高校生と中学生の娘がいます。いわゆる<仲良し友達親子>的なこともなく、ごく普通の親子関係だと思うのですが、以前から地味に気になっていること…それは、娘と歩くとき、微妙に距離が近いんです。 暑い夏の日、ふいに腕が当たって一瞬ペタっとした感じがちょっと不快で、「もう少し離れません!?」と言うと、「え、近い?? 普通じゃね?」というリアクション…。娘いわく、友達と歩くときもいつもこの距離感だし、仮に相手が特に親しいわけではない異性であってもこれが普通とのこと。私が快適に感じる距離は、いわゆる「昭和の距離感」なんだそうですよ。娘の分析によると、教室の通路や学校の廊下など、生活空間が基本的に狭いからこれくらいに慣れてしまっているのかなあということなのですが、年齢の異なる娘二人ともがそんな感じなので、どうやら若者たちの風潮なのでしょうか。 この問題、私の幼なじみや兄弟に投げ掛けてみたところ、「わかるわかる、ホント近いよね」という返事が返ってきましたので、やはり今どきの風潮なのか、もしかしたら昔は私たちも近かったのにその感覚を忘れてしまったのか…。 そんな中、先日、とある名門男子校で取材をさせていただく機会があり、初めまして!の爽やか学生さん達に様々なお話を聞かせていただきました。お話は本当に興味深く、とても有意義で素敵な時間をすごさせていただいたのですが、ここでも「微妙に近い気が…」とドギマギしてしまう場面が時々…。やはり「今どきの距離感のスタンダードはこれくらい、修正すべきは私の方のスケールなのだ」…と、改めて自分に言い聞かせた出来事でした。 シンタニ