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  • 編集部コラム

ランニングをすればするほど太りやすくなる!?

走るようになって15年になります。その間毎年、大会に参加して、2019年にはフルマラソンにも挑戦しました。その時は4時間を切れなかったので、次こそは!と意気込んでいたところにコロナ禍が襲来。大会がしばらく中止になったため、トレーニングの中心は筋肉トレへと移っていきました。走っているのに、なぜか体脂肪率が上昇してきたこともその理由です。

筋トレでは運動生理学に触れる過程で、意外な事実がわかってきました。「有酸素運動で消費されるエネルギーはたいしたことない」ということです。30分走っても200kcal(おにぎり1個半分)くらいしか消費できません。脂肪1kgを落とすためには7200kcal消費しなければなりませんから、18時間は走らなければならない計算になります。さらに有酸素運動をやりすぎると遅筋繊維が発達して、エネルギーを効率的に使える身体になります。つまり燃費が良くなるので消費エネルギーは減り、痩せにくくなってしまうのです。

一方、筋トレを行うと成長ホルモンが分泌され、脂肪の分解が促されます。筋繊維の修復や筋肉の合成にもエネルギーが使われます。筋トレで増えた速筋繊維は安静時のエネルギー消費を高めます。つまり痩せるためには、運動していない間にもエネルギーを消費するような身体をつくることがポイントなのです。しかし言うまでもありませんが、消費カロリー以上に食べてしまっては痩せられません。実は筋トレ以上に重要なのが「食事」なのですが、それはまた別の機会に。

モリ

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