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  • 編集部コラム

「紙の本」のフォント選びとベレベレ通信のフォント(?)のはなし

先日、書店さんで『実例付き フォント字典』(パイインターナショナル)という本を買いました。オールカラー、432ページ、本体価格3800円というなかなかのボリュームです。この本では様々なメーカーの様々な種類のフォントが、実際に使われているポスターや商品などとともに紹介されています。「おっ!あの商品にはこのフォントが使われてたんだ~」などと、めくっているだけでちょっとわくわくしてくる本なのです。

本を作る際に、編集者がその本の中で使うフォントを選ぶこともあります。その際、章扉や見出しで使うフォントの選択も重要ですが、やはり本文で使用するフォントには特に気をつかいます。本文の印象が、そのまま本の印象を決めてしまうと言っても過言ではないと思うからです。それだけに、その企画がどんな内容なのか、どんなレベルでどんな人に読んでもらいたいのか、など様々なことを考慮して選んでいきます。親しみやすいフォント、きちんとしているけど柔らかさのあるフォント、クラシカルで美しいフォントなど、数多あるサンプルの中からあれこれ想像しながら検討していくのです。

活版や写植時代と今のデジタル時代では、フォントの持つ魅力や意味も変わってきているはずですが、紙に文字を印刷する「本」を作る以上はそこにはこだわっていきたいと思っています。今のところ、電子書籍で編集者がフォントを選ぶことはできないですしね…。

ところでベレベレ通信で使用しているこの“フォント”はいかがでしょうか。これもベレ出版として書店の方々に想いを伝える上で最上だと思うものを選んでいるつもりです。書いている担当者は毎月大変ですが…。

バンドウ

※「ベレベレ通信」とは、ベレ出版が全国の書店さんに向けて毎月発行している“紙の”ダイレクトメールです。

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