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  • 編集部コラム

「地理女子」がやってきた!

先日、日本地理学会学術大会に行ってきました。お世話になっている著者が研究ポスター展示をされていたので見に行ったのですが、なぜか隣のポスターの前に袴姿の女子大生が…。聞いてみると、彼女たちは自らを「地理女子」と呼んで、地理学のおもしろさを世間に伝えるべく活動(研究?)しているそうです。これはお茶の水女子大学の長谷川直子先生が行っている「地理学のアウトリーチを意識した授業」の一環ですが、「地理学をもっと一般に普及させたい」という目的には私もおおいに賛同し、グループの研究会にも顔を出させていただきました。

長谷川先生たちのその試みは、今年2月に『地理×女子』(『月刊地理3月増刊』古今書院)としてカタチになっています。表紙デザインから中身まで、お茶の水女子大学の「地理女子」が中心となって作ったそうです。これまでの地理本のイメージとはまったくかけ離れたつくりで、地理学に関心が薄かった方でも「ちょっと手に取ってみようかな」という仕上がりになっています。この本にある“地理女子学生による表参道・原宿界隈地理案内”のページなんかは「アド街ック天国(テレビ東京)」そのものです。そうです、「ブラタモリ」や「ケンミンショー」などのTV番組は、じつはぜんぶ地理ネタなんです。つまり、意識している方は少ないですが身のまわりには「地理」が溢れているんですね。ですから「地理」を学ぶといつもの風景が違って見えてくるようになります。

弊社でもそんな身近な地理のおもしろさを伝えるべく企画編集した『なるほど世界地理』の発売を5月に予定しておりますので、よろしくお願いします(笑)。

モリ

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