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虫のぬけがら図鑑

7月に『虫のぬけがら図鑑』が発売になりました。著者は『イモムシハンドブック』でおなじみの、生きもの写真家の安田守先生です。290種以上の虫の、さまざまぬけがら550点を掲載しています。情報量もすごいのですが、安田先生の撮影された写真の美しさも魅力です(メタリックカラーのぬけがらも載っていますよ)。

ぬけがらといえば、セミを思い浮かべますが、昆虫は脱皮して成長するので、すべての種でぬけがらを残します(脱皮後にぬけがらを食べてしまう虫もいるそうですが)。また、ぬけがらとひと口に言っても、幼虫が齢を重ねるときの脱皮殻や、蛹になるときの蛹化殻、羽化する際の羽化殻などがあります。ぬけがらは、成虫にいたるまでの成長記録なのです。成虫に注目しがちですが、『虫のぬけがら図鑑』で虫の一生の一コマに思いを馳せてもらえれば、担当編集者としてうれしく思います。

これだけの写真を撮るのに、私には想像もできないほどの苦労や時間がかかったと思います(野外でぬけがらを見つけても同定できないこともあるでしょうし……)。執筆と撮影をしてくださった安田先生には感謝でいっぱいです。多くの方に手に取ってもらえるよう、引き続き、書籍の魅力を発信していきたいと思います。

ナガセ

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