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  • 社長コラム

本に関心を持ってもらうための取り組み

10月下旬から読書週間が始まり、11月1日は「本の日」と制定されています。ということで、このコラムでも毎年この時期に読書推進の話をしている気がします。今年も、出版業界ではいろいろな読書推進のイベントや取り組みが実施されました。出版関連事業に従事している人は「読書推進活動をすることで世の中を良くしたい」という思いが皆さんとても強く、多くの方が奮闘されていますので、今後も様々な活動がされていくでしょう。

以前も同じようなことを書いたのですが、「読書に好意的な人に向けた読書推進活動」と「読書に関心がない人のための読書推進活動」は大きく異なります。後者の方がより難しいのですが、だからこそ実現すればとても大きな意義があると思います。

ここ最近の書店や図書館では、書籍・雑誌のラインナップや陳列に気を配るだけではなく、本に触れる機会が少ない人を呼び込むためのイベント開催に力を入れるところが増えています。また、その場所自体の居心地の良さを追求して、思わず長居してしまうような空間を作り上げている書店・図書館も数多くあります。先日も北陸で書店や図書館をいくつか訪問したのですが、訪問した先はどこも、とても居心地のいい場所を作っていて、地元の方がうらやましいな、と感じるほどでした。本を読むためではなくても思わず通ってしまうような場所が身近にあると、自然と本の近くにいる機会が増えて、本に関心を持つ人がもっと増えてくれるのではないか、大いに期待感を持ちました。

ちなみに、書店でのイベントをまとめて紹介するサイトを、出版社の団体が作りました。
https://bookeventnavi.com/
本好きの方は少し気にかけていただきつつ、本に関心のない方にも情報が届くよう、情報発信にご協力いただけますと幸いです。
「“好き”の対義語は “嫌い” ではなく “無関心” 」なんていう言葉がありますが、まずは関心を持ってもらわないことには何事も始まりません。出版社としても、本を発行するだけでなく、こういった活動を案内することも含めて読書推進に微力ながら貢献したいと思っています。

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