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瞬間英作文シリーズ累計151万部突破!森沢洋介先生インタビュー vol.1

瞬間英作文シリーズ累計151万部突破!森沢洋介先生インタビュー vol.1

※このインタビューは、2016年9月のベレベレ通信に掲載された記事を加筆修正したものです。

シリーズ累計151万部を突破した瞬間英作文の著者である森沢洋介先生にインタビューを敢行。1回目は、そもそも瞬間英作文はどのようなトレーニングなのか、そして「瞬間英作文」のネーミング秘話や出版に至るまでの裏話をお話いただきました。

瞬間英作文とは「英作文回路」を作るトレーニング

営業部・後藤(以下 後藤):改めて、瞬間英作文とはどのようなトレーニングを行うのでしょうか?

森沢洋介先生(以下 森沢):まず、自分が知っている範囲内の、百も承知の文型を使って、口頭で単純な短い英作文をしてみる。そこで、できたとかできなかったという答え合わせだけじゃなくて、そこから英文を口に落ち着けていく、という作業を繰り返すだけのトレーニングです。

これを繰り返すと、話すために必要な英作文回路ができます。まだ、この回路ができていない方だと、例えば、When節で、

「彼に再会した時、彼女はとても幸せだった。」
“She was very happy, when she met him again.”

これも間違いではないけれども、答え(“She was very happy, when she saw him again.”)を見た時に「そうか、初対面ではなくて会うのが2回目以上だから、metではなくsawが一般的なんだ」ということがわかる。従来の学習でしたら、そこを直して満足して次に行きます。
でも、瞬間英作文ではここからが大切で、これを口に落ち着ける。つまり、ノーマルスピードで普通に喋っているようにしていきます。
話すのに必要な回路が無いと、こんな感じになりがちです。

(途切れ途切れに)“She …was……very…happy, …when she……… saw …him ……again.”

これだとなかなか回路はできません。そこで、最初は必要なら本を見ながら音読する。
“She was very happy, when she saw him again.”
“She was very happy, when she saw him again.” と繰り返す。
それで口に落ち着いたら(文章を見ないように)目を上げて言ってみる。それからあと2、3回ノーマルにしゃべっている口調で声に出して、ようやく次へ行きます。

口に落ち着ける作業、そして必要だったら音読するというのがすごく大切です。これをやらないと効果が無く、全然進歩しません。

後藤:瞬間英作文トレーニングを行うとどのような力がつくのでしょうか?

森沢:瞬間的に言うための回路=英作文回路ができて、知識としては知っていた文型を実際に操作する力がつきます。そして、考えずに反射的に文型を使って話せるようになります。
さらに、外国語の力はすべて有機的につながっているので、これができるようになると、リスニングも、構文の網をかけるような感じで、より具体的に聞けるようになる。それから、読みも速くなるなど、いろんなことにつながります。これは僕自身も体験したし、生徒さんもよくおっしゃることですね。

もしも「瞬間英会話」というタイトルだったら売れていなかった?

後藤:なぜたくさんの方に支持されているのでしょうか?先生のお考えを教えて下さい。

森沢:これはねえ、類書は昔からあったのでね。
具体的に名前を挙げると、一番優れた本は市橋敬三さんの『話すための英文法』(研究社)ですよね。教室(森沢先生が主宰する「六ツ野英語教室」)では、はじめ市橋先生の本をテキストとして使っていたんです。ただ、初級者向けのものから表現を増やすためのテキストになっているので、まだ力が無い人がやると、表現を記憶する負担が大きく、トレーニングの効果が薄れてしまうんです。そこで初心者から使えるように、オリジナルで創りだしたんです。“プレ市橋“ってもんだったんですよ。

編集部・綿引(以下 綿引):へえ、そうだったんですか。

森沢:そうなんです。全く負荷がない、そこが従来のものと違う点です。
また、昔からあるトレーニングなのに、それまではどうも浸透しなかったのを考えると、「瞬間英作文」というネーミングが良かったんでしょうね。「効きそうな気がする」とよく言われます。
昔、教室では「短文暗唱」と言ってたんです。「瞬間英作文」というと、英作文しただけで終わり、というイメージがあるので、僕は必ず「短文暗唱=瞬間英作文」という長々とした名前で呼んでいたんです。綿引さんとお話しした時に“短文暗唱”を削っちゃったんですよね。覚えていらっしゃいます?

綿引:いやあ、全然覚えてないです。

森沢:キャッチーになりましたよね。多くの方に受け入れられる、大衆受けするネーミングになりましたよね。

後藤:うちでは、書店の棚の関係で“英作文”とタイトルに入っていると英作文コーナーに置かれてしまうからと、会議で決まった後に1回差し戻しになって……。

森沢:そうだったんですか?違う名前になりかかったということですか?

後藤:「瞬間英会話」の方が良いのではという話が出たんです。

綿引:「瞬間英作文」だと、書店から「英会話コーナーに置けばよいのか、英作文コーナーに置けばよいのか」と言われてしまうと営業から意見があって、もう一度検討した方が良いという話になったのです。ただ、結局、瞬間英作文の方が魅力的だという話に落ち着きました。

森沢:そうですか?企画自体はいずれにしても通ってたんですか?

綿引:最初はダメだったんです。そこで、最初は『英語上達完全マップ』(2005年10月発売、以下『マップ』)を先に出すことになったんです。『マップ』が出た後に、もう一度出したら通ったんです。

森沢:露とも知りませんでした。すんなり通ったんではなかったんですね。
僕は『マップ』を出すことに躍起だったんで、綿引さんに「学習法の本っていうのはあまり売れませんよ」みたいに言われて、俺の本は違うよ。って言ってね。これは20万部はいくぞって。綿引さんには言ってませんでしたよね。

綿引:でも、『マップ』の方が『瞬間英作文』より売れるって言ってましたよね。

森沢:言ってました。この本は違うぞ、20万部はいくぞって言ったら、1万部ぐらいでしたね。

後藤:いいや、そんなことはないです。もっといってます。(現在6万9千部)

森沢:でも、最初はそんなもんだったでしょ。最近は『マップ』もコンスタントに売れているみたいですけど、これは『どんどん』が売れ始めてからでしょう?あの本だけならどこかで絶版になっていたんですかね。

綿引:こんなに長生きしている英語学習法の本はなかなかないですよね?

後藤:もうパッと出てパッと終わりという本が多いですね。『マップ』のように中身の濃い勉強法の本ってあまりないので、そういった意味で、他の学習本と違いますよね。

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