祝!発売10周年&50万部!どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

森沢洋介先生インタビュー (3ページ)

祝!発行10周年&50万部突破!!
『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』はこんな本です!

TOEIC900点レベルでも「英語を話す力」がなかった20代の頃

M:それ以外の(支持をいただいている)理由としては、妹(イラストレーターの森沢弥生さん)が描いているネコのキャラクターですよね。ちょっとめげそうになった時に、このネコがなんか無邪気でね。癒されるって。僕の友人なんか、「妹の力90%だよな。」って言うんですよ。(笑)このイラストの力が無かったらこんなに売れていなかったかもしれないんじゃないですかね。

G:イラストの力は大きいですよ。

M:あと、音声にポーズをつけた点、これは綿引さんが熱心に勧めてくれたんですよね。日本語があって、適当な長さのポーズがあって、英文が出るってね。これも無かったら、こんなにはヒットしなかったと思うんですよ。

G:僕は、先生がご自身でも、教室でもずっとやってきた思いが、説得力を持って本に現れたんじゃないかなと思います。先生ご自身の体験を教えて頂けますか?

M:大学に一浪して入った20歳から、学校受験英語の知識を基礎に、実践英語の習得を目指して勉強を始めました。最初の2年は迷走でしたが、22歳から音読を中心に、ボキャビル、多読をしてすごく力がついてきて、リスニング力もつきました。
当時のTOEFL PBTをはじめて受けたのが、27歳ぐらいの時でしたが、620点ぐらいだったんですよ(677点満点)。TOEIC換算で940、950点。その2年前にこの瞬間英作文を始めたんだけど、TOEFLスコアはもう同じぐらいだったと思います。TIMEやNEWS WEEKを、買ったその日のうちに読めましたし、リスニングもきれいな英語ならわかったので。

ただ、英語を話す力が全然無かった。単純なことも言えない。「どれぐらい日本にいらっしゃるんですか?」なんて言おうとすると、“How much~”とかね。(笑)
“How much~”は使えないな、それで、“How long”それに続いて“do you”とか言いそうになって。いやいや、期間があるから、“have you”(現在完了形)だ、と。それから“live”って言いそうになって、現在完了だから過去分詞の“lived”だ、という具合で、全部あてはめて考えなきゃいけない。

他のリスニングなんか瞬間的にできていてもね。多読もできるのに。それで、その体たらくだったので何かしなければいけないな、ってことで、このトレーニングを始めたんです。退屈そうだけどしょうがないと思ってやってみた。そしたら、ものすごい効果があって。
僕のような、基礎ができているのに、ただ「話す」ことだけができない人間には、突破口になるんですね。半年で、中学英語は自在に使えるようになった。数少ないブレークスルーでしたね。

G:やはりその時に知っていたのは市橋先生なんですか?

M:市橋先生はねえ、当時はまだ知らなかったですね。でも、こういうトレーニングがあるのは知ってました。あるいは、シュリーマン(*)って、アマチュア考古学者でね、外国語をいくつも学んだ人なんですが、彼もこうしたトレーニングをやったって聞いてたりね。

(*注)ハインリヒ・シュリーマン・・・
1822年~1890年ドイツ生まれ。トロイの遺跡を発掘したことで知られる。また、独学で多くの言語を習得したことでも有名。岩波文庫『古代への情熱―シュリーマン自伝―』によれば、多読、暗唱、作文、決して翻訳しない、など独自に学習法を考案して、わずか半年間で英語を習得。その方法を応用してフランス語、オランダ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スウェーデン語、ポーランド語、現代および古代ギリシア語、ラテン語、アラビア語を習得したとされる。

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