書籍詳細

図解 スペイン語日常会話ニュアンス使い分けブック [音声DL付]
スペイン語でのコミュニケーションをより円滑にするための一冊

図解 スペイン語日常会話ニュアンス使い分けブック [音声DL付]
著者名
平見尚隆Martha Hidalgo
ISBN
978-4-86064-685-1
ページ数
240ページ
サイズ
四六判 並製
価格
定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
発売日
2022年03月14日発売

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内容紹介

シンプルな表現から丁寧な表現、カジュアルからフォーマルな表現、怒りの小さいものから大きい表現、喜び度の小さいものから大きな表現、親密さが浅いものから深い表現―など、これらの関連表現を矢印上に置いて、パッと一目でニュアンスの違いがわかるようにグラデーション図解した本です。微妙なニュアンスの違いは、解説よりも図で表わしたほうが感覚的につかむことができます。また、表現を別々に覚えていくより、関連づけて覚えるほうが効率的です。円滑な会話のために、そして大切な用件や意思を正確に伝えるために大いに役立つ一冊です。

著者コメント

(「はじめに」より)

 本書のテーマ設定はスペイン語諸国を出張や旅行で訪問したり、スペイン語のネイティブ・スピーカーと勉強や仕事を行ったりするシーンを想定しています。それぞれのテーマに関連のある表現を、いくつかの異なる構文を用いたり、関連用語を関連づけて紹介しています。
 スペイン語はよく英語と比較されます。英語では「Yes, No, Thank you, Please OK」と的確な言葉を使うことで、自分の考えを相手に伝えることができます。スペイン語でも同じように「Sí, No, Gracias, Por favor, OK」と的確な言葉でコミュニケーションができます。例えば、相手に名前を聞くときには “Su nombre, por favor” で用が足ります。わざわざ、文法通りの表現である“¿Cómo se llama, usted?” を使う必要はありません。ただし、これは「自分の意図を伝える」という目的のためだけの方法です。スペイン語のネイティブ・スピーカー(hispanohablantes)であれば、意図を少しはくみとってくれるでしょう。しかし、円滑に会話を行い、細やかな意図を理解してもらうには、会話の目的に合った表現を身に着ける必要があります。
 一般に外国語の学習は文法を一つ一つ理解し、その文法テーマに関する表現を覚えていくという学習方法がとられています。外国人にとっては文法という羅針盤を持って進んでいくという点で確実な方法であると思います。しかし、この方法では、時間がかかるため、スピード感が重要な状況下では、間尺に合わないかもしれません。
 想像してみてください。日本語を学んでいる外国人に「[きれい]は[きれいな花]や[この花はきれいだ]と使えるのに、なぜ[美しい]は[美しい花]とは言えるが、[この花は美しいだ]とは言えないの」と聞かれた場合、納得がいく説明ができますか。書籍『The Cambridge Encyclopedia of Language』では、「ネイティブ・スピーカーは生まれながらに言葉を身につける能力を持っている」と説明しており、ネイティブ・スピーカーは文法を勉強せずともその言語を自由に操ることができるとされています。つまり、必ずしも前述のような文法をベースに言葉を学んでいく文法軸学習のみが学習方法ではなく、即戦力が求められる今日、伝えたい内容の充実度を増していくという会話軸学習があってもいいのではないでしょうか。ただ単に、テーマに応じた表現を覚えるのではなく、その表現の幅を広げていくのです。このコンセプトは拙著『英単語使い分けグラデーションマップ』(ベレ出版)のコンセプトを応用したユニークな学習法です。
 執筆にあたって、私が海外で生活した際、現地語(英語、ドイツ語、スペイン語など)を身につけていったプロセスを振り返ってみました。最初は自分の知っている表現だけでなんとか言いたいことを伝えようとしますが、相手からの言い換え表現や反応を注意深く観察しながら少しずつ新たな表現を覚え、また使っていくということを繰り返していました。また、成し遂げたいことがあれば、想定される会話に必要そうな表現をいくつか覚えて臨んだものです。この経験を疑似体験するのが会話軸学習であり、それを一冊にまとめたのがこの本です。
 本書の進め方ですが、初学者(principio)の方は各テーマで紹介しているシンプルな表現を中心に学習され、実践に役立てていただき、右ページに記述してある文法内容を少しずつ理解されていくことをお勧めします(右頁の説明文では左ページのテーマ文を上から 1 つ目、2 つ目、…と言及します)。ある程度スペイン語文法を理解されている中級学習者(intermedio)の方は、同じテーマで紹介されている、より複雑な表現を中心に学習を進めることをお勧めします。

 本書のスペイン語はメキシコ / ラテンアメリカのスペイン語、ならびにスペインのスペイン語に対応できるよう、前者の場合(メキシコ)/(ラ米)、後者は(西)を併記するなど各所に説明を加えています。
 なお、ラテンアメリカでの表現については Jessika Paniagua先生 に、スペインでの表現については Xantia Alonso 先生 ほか諸先生方にお世話になりました。ここに感謝の意を表します。また、本書の執筆にあたって、多くの方から励ましとアドバイスをいただきました。なかでも、内容を精査いただいた玉木裕子先生ならびに三浦梨世さんには大変お世話になりました。皆様のご厚情に心から感謝申し上げます。
 執筆内容は所属機関 · 団体の見解ではなく、あくまでも我々個人のものであることを付け加えておきます。

著者プロフィール

平見尚隆(ひらみ なおたか)

香川大学 創造工学部 教授

広島大学附属高校、早稲田大学理工学部卒
1986年 早稲田大学工学修士
1994年 ケンブリッジ大学博士号(Ph.D.)取得

マツダ株式会社へ入社後、研究開発・企画業務に従事。Ford USA本社、Ford Europe、Ford Asia Pacific & Africaで商品企画業務を担当。メキシコにおいてマツダ関連現地法人の経営を行う。その後広島大学の特任教授としてラテンアメリカ諸国の大学にてセミナーや講演を行う一方、起業家育成のネットワークづくりに注力しGlobal 1st Penguin Club (G1PEC) を設立。現在は香川大学創造工学部教授として教鞭をとる傍ら、企業や実際の生活で必要な外国語でのコミュニケーション力の普及に努めている。中小企業診断士。趣味はラテンアメリカ諸国での野鳥の写真撮影。

著書
「企業で必要な英語コミュニケーション力を身につける」
「ストーリーで身につけるスペイン語基本会話」
「英単語使い分けグラデーションマップ」
(全てベレ出版)



マルタ・イダルゴ Martha Hidalgo

メキシコ国立工科大学卒業、メキシコ国立自治大学で修士号取得後、モンテレイ工科大学にて教鞭を取る。2017年にJICA研修員として来日後、広島大学グローバル・イノベーション部門の研究員として、異文化におけるイノベーション・エコシステム、アントレプレナーシップ、国際産学官連携等をテーマに研究を行い、現在に至る。

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