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自然科学分野は伸びしろですよ!

ベレ出版の主要取り扱いジャンルは 語学、自然科学、地理歴史 となっています。
自然科学というのは、いわゆる理系科目になるわけですが、
ベレ出版の社員に理系出身者はとても少ないです。実は、一人しかいません。
出版・書店業界全体でも、統計を取ったわけではありませんが、
理系出身者はかなり少ないのではないかと思います。
文芸書や人文書が好きで業界に入った方を中心に、圧倒的に文系出身が多い印象です。

先日、図書館関係の方と話したときにも、同じような話になりました。
図書館でも文系出身者が大半で、どうしても理工系の知識が不足しがちで、
商品選定や並べ方がわからず苦労する方が多い、と仰っていました。
書店さんでも、同様に理工系の棚作りに苦労している方は多そうです。

内閣官房 教育未来創造会議 の第一次提言資料(2022年5月)によりますと、
自然科学(理系)の単位取得者の割合は全体の35%程度とされています。
これを世界トップレベルの50%程度まで持っていきたいそうです。
それは結構なことですが、それはさておき、
現状でも、大学卒業者の35%程度、三分の一は理系なわけですから、
理系書籍の需要も決して小さくないはずだ、と想像するわけです。
その反面、出版業界内には理系出身者が少ないという状況からすると、
理系出身者をターゲットにした書籍が不足していそうですし、
書店さんや図書館さんのコーナー作りの面でも改善の余地がありそうな予感がします。
おまけに、引用した通り、国策としても理系を育成していく流れがあるわけです。
ということを踏まえまして、私は

出版・書店業界において、自然科学系のジャンルは伸びしろですよ!

ということを業界の皆さんに訴えていきたい。無責任に。と思っています。

ちなみに、編集者の場合だと、担当ジャンルの知識が一定程度は必要ですが、
知識があればあるほど良い、とは必ずしも言い切れないところがあると思います。
さほど知識がない場合でも、やさしい入門書などを作る際には読者目線に近いので
わかりやすさ、読みやすさをうまく表現できる場合があります。
もちろん、ジャンルに精通していれば、その知識を活かした企画ができるので、
どちらが良い・悪いということではなく、一概には言えないということです。

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