2025.08.25 NEW 編集部コラム 本は収まった。けれど…… 最近、通勤時間の長さに我慢できず、引っ越しました。通勤は少し楽になったのですが、新居は旧居よりやや手狭。旧居から持ってきた本棚がどうしても自室に収まりきらず、やむなくリビングに設置することに……。しかし、その代わりに自室に合わせた新たな本棚を購入しました。 旧居では本棚が満杯だったため、部屋中に本が積み上がっていました。やっと本を片付けられると意気込んでいたのですが、ここからが大変だったのです。 新しい本棚は棚板の高さを一定間隔で自由に変えられ、奥行きもゆったりしているタイプ。この自由さがまた悩ましいのです。 まずは、リビングに置いた本棚に入りきらなかった本を自室に運び込みました。これだけでもなかなかの重労働でした。そして、大きく重たい本から順番に下段に並べていきます。本棚の重心を低くして、少しでも地震の際に倒れにくくするためです。 また、私の蔵書はA5判が多いのですが、もちろん他の判型の本も多数あるので、棚を分割するバランスもよく考えなければいけません。本の判型によっては前後2列で収納することができますが、お気に入りの本はやはり手前に並べたくなります。奥に先に並べた本を出して入れ替えようとするたびに本の雪崩が起きてしまい、作業が思うように進みません。この本はどんな内容だったかなと思って本を開いたが最後、手が止まってしまいます。 シリーズものや同じ著者の本はまとめて並べたい。版元の統一感も気になる。こだわり始めると、どんどん深みにはまっていきます。 そんなこんなで長い時間をかけ、ようやくすべての本をしまったものの、どこかアンバランスな並びになってしまいました。ひとまず 本棚にすべての本が収まったということで、良しとしましょう。 ミウラ