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  • 社長コラム

もうすぐ「本の日」です

昨年から、11月1日は「本の日」になりました。まだまだ知られていないと思いますので、ここでも宣伝しておきます。どうして「11.1」が本の日なのか、と言いますと、「111」と1が並ぶ形が、本棚に本が並ぶ姿に似ているので1並びのこの日が選ばれたそうです。言われてみれば、そう見えますかねぇ?

「本の日」の前後は、恒例の「読書週間」という期間でもあります。読書週間の歴史は長く、戦後間もない1947年から始まって今年で第73回を迎えるそうです。当時の一般家庭は、インターネットどころかテレビもありませんから、情報はラジオや新聞、本くらいからしか得ることができませんでした。本から得られる情報や、本を読むという娯楽が大変に貴重だったであろうことは想像に難くありません。

今では、テレビ、パソコン、スマートフォンと、情報を得る媒体(メディア)も様変わりしました。本はメディアの中でもちょっと肩身の狭い思いをしている気がします。読むのに時間がかかるし、調べものならネットで検索した方が膨大なデータから素早く調べることができ、圧倒的に便利です。また、小説を読むより、ドラマや映画で見たい、という人もいます。

それでも、「本じゃないとダメ」という人が一定数いるのも事実です。効率性だけでいえば、ネットや電子書籍で事足りそうなのですが、本そのものの手触りや紙の質感など、なにかしら琴線に触れる部分があるのでしょうか。

ちなみに、「本の日」は、「本屋さんの日」という意味合いもあって、本屋さんに足を運んでね、というキャンペーンが張られています。イベントを開催する本屋さんも全国でたくさんあるそうです。本屋さんというのは、それ自体が「メディア」でありまして、どういう本が本屋さんに並んでいるか、表紙をざっと眺めるだけで世の中のトレンドや社会のムードを感じることができます。

正直に言ってしまうと、本を買わずにぶらぶらするだけでも本屋さんはとても楽しいのですが、せっかくなので、お気に入りの一冊を見つけて買ってほしいというのが本にまつわる仕事をする人、みんなの気持ちです。

11月1日、本の日には、ぜひ本屋さんに足を運んでみてください。

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