もうすぐ出る本 一冊でまるごとわかる「里山」入門 地理 ★★★★★★★ 入門 初級 中級 上級 ベレ出版で書籍を購入する ※2025年11月20日 発売予定 他のネット書店で購入する 著者名 富田啓介 ISBN 978-4-86064-807-7 判型 A5判 並製 価格 定価2,090円(本体1,900円+税10%) 発売日 2025年11月20日発売 この書籍に関するお問い合わせはこちら 内容紹介 【里山ってなに?】 里山とは、人の手が入った森林や農地が存在する山地・丘陵地・台地のことです。おもに奥深い自然環境と人が多く住む地域のあいだにあって、独自の生態系が築かれてきました。日本では古くから物語や唱歌に登場し、生活に欠かせない場所として親しまれていました。 これまで里山は、人の手が入ることによって豊かな自然環境が維持され、「資源」「水源」「砂防」「生物多様性」「緩衝緑地」など、様々な役割を担ってきました。しかし近年は、その魅力が注目されつつも、里地里山は減少・荒廃し、様々な問題を引き起こしています。最近、クマが人の居住地域に出没するようになったことも、里山のような緩衝地帯が失われていることが理由の一つと言われています。 本書では、日本人にとって身近な自然環境であった里山について、その景観の成り立ちや生態系、そして役割・機能から保全までを、科学的・歴史的・社会的な視点でわかりやすく解説しています。「里山って何?」という方でも、写真や図版を豊富に盛り込んだこの一冊で、里山にまつわる事柄の全体像が理解できるようになっています。長らく里山の実地研究と保全活動に携わってきた里山湿地研究所の地理学者が著した、まったく新しい「里山の教科書」です。… もっと見る 富田啓介(とみた けいすけ) 1980 年愛知県生まれ。2009 年、名古屋大学大学院環境学研究科修了。博士(地理学)。名古屋大学大学院環境学研究科研究員、法政大学文学部助教を経て、現在、愛知学院大学教養部准教授。専門は自然地理学、特に地生態学。主な研究テーマは、里地里山における人と自然の関わり、ため池・湧水湿地をはじめとする生物生息地の成り立ちの解明と、その保全・活用。主な著書に、『里山の「人の気配」を追って』(2015 年、花伝社)、『はじめて地理学』『あれもこれも地理学』(2017 年、2020 年、ベレ出版)がある。趣味は山歩きと畑仕事。小学生の双子と保育園児に振り回される父親。※この情報は 2022.03.14 時点のものです。