「雨はどのようにして降り、降った後はどこへ行くのか?」私たちにとっては常識とも思われるこの疑問に、科学者たちはずっと悩んできました。古代の科学者は水の循環をあれこれ想像し、現在の科学者は最新の技術を駆使し、雨の一生に迫ろうとしています。
本書は、研究の歴史を通して、雨が降るまでのメカニズム、そして、降った後もつづく地球をめぐる水の旅をわかりやすく解説します。
日常の「当たり前」のなかに「なぜ?」と思う気持ちが芽生える、雨をめぐるサイエンスヒストリーを楽しむ一冊。
書籍詳細
雨はどのような一生を送るのか
降る前から降った後までのメカニズム

- 著者名
- 三隅良平
- ISBN
- 978-4-86064-512-0
- ページ数
- 308ページ
- サイズ
- 四六判 並製
- 価格
- 定価1,870円 (本体1,700円+税10%)
- 発売日
- 2017年06月23日発売
内容紹介
著者プロフィール
三隅良平(みすみ りょうへい)
1964年福岡県生まれ。
防災科学技術研究所 観測予測研究領域 水・土砂防災研究ユニット 副ユニット長 総括主任研究員。
筑波大学生命環境系教授(連携大学院)。名古屋大学大学院理学研究科 大気水圏科学専攻 博士後期課程 修了。
博士(理学)(名古屋大学)。科学技術庁防災科学技術研究所、文部科学省研究開発局開発企画課などを経て、2013年5月より現職。専攻は気象学(雲物理学)で、災害を引き起こす激しい雨の発生機構や、降雪粒子のモデル化について研究している。趣味は天体観測(月面スケッチ)、水泳、相撲観測など。
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