フーリエ解析は、自然現象や社会現象を「波」と捉え、これを周波数の異なるいろいろな正弦波(cos、sin)で表現することにより、周波数の観点から解析するものです。つまり、「複雑な波」を「単純な波」の世界に置き換えて解析を試みるものです。「波」とは、例えば磁場、地震波、電波、音波、脳波、心電図、声紋、熱伝導、株価の変動、気候変動などのことを言います。これらの世界を周波数(単純な波)の世界で見ることにより、全く違った観点から解析ができるようになります。本書では、それ自体が「美しい」と同時に、現代では欠かせない「道具」でもあるフーリエ解析を、丁寧に解説していきます。
書籍詳細
高校生からわかるフーリエ解析
現代に欠かせない実学であるフーリエ解析を丁寧に解説

- 著者名
- 涌井良幸
- ISBN
- 978-4-86064-584-7
- ページ数
- 308ページ
- サイズ
- A5判 並製
- 価格
- 定価2,200円 (本体2,000円+税10%)
- 発売日
- 2019年06月12日発売
内容紹介
著者プロフィール
涌井良幸(わくい よしゆき)
1950年、東京生まれ。
東京教育大学(現、筑波大学)理学部数学科を卒業後、高等学校の教職に就く。現在はコンピュータを活用した教育法や統計学の研究を行っている。
【著書】『多変量解析がわかった』、『道具としてのヘイズ統計』(日本実業出版社)、『統計学の図鑑』(技術評論社)、『「数学」の公式・定理・決まりごとがまとめてわかる事典』『高校生からわかるベクトル解析』(ベレ出版)ほか。
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