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  • 編集部コラム

イベントで著者にパワーをもらう

書店主催のイベントで、今でも「あの時すぐ申し込むべきだった」と悔いが残っているものがあります。2017年9月に三省堂書店神保町本店主催の「『月の満ち欠け』第15回直木賞受賞記念、担当編集者たちが語る「佐藤正午」」。たまたま三省堂さんに行ったときに見かけたイベントの案内を見て心が動かされたのですが、様子を見ているうちに満員で締めきりましたとのことでした。このイベントは募集2日目で満員になったそうです。「今回のイベントには佐藤正午さんは出席されません。担当編集者だけのイベントです」ときちんと案内されていたのに、たった2日目に定員に達したなんて人気がありすぎです。そのあと、このイベントの模様はネットにUPされ、『月の満ち欠け』と『鳩の撃退法』のそれぞれの編集担当者の対談記事も読んだのですが、それでもあのイベント会場に行って、会場の雰囲気と同好の士の顔ぶれを見たかったなと悔やまれます。

 今年6月に青山ブックセンターでの上野千鶴子さんのイベントは告知を見て即刻申し込みました。定員110名だったので、募集数日で定員いっぱいということもあり得ます。イベント会場での上野さんにはオ―ラがありました。若い女性の社会学者に、研究者として、また女性の先輩として白熱の対談を繰り広げていました。イベント終了後のサイン待ちの行列も長く続いていました。イベント会場での著者と聴衆者のリアルな反応が共鳴し、独特なパワーが生まれるように思います。読書の楽しみとは少し違うのですが、確実に力を貰って帰ることができました。私も会場で2冊上野千鶴子さんの本を買って帰りました。
ワキヤマ

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