コラム

ぶかぶかのベレー帽

画像‘捜索’

ただいま大詰めをむかえている語学書には大量の画像が入ります。難しかったのは食べ物の画像で、カラーでは美味しそうに見えるのにモノクロになると食べ物にも見えません。大量の具が入ったオムレツの写真を探して、「これだ!」と選んでゲラに入れ込んだら、著者校には「マズそう!」。mouseとratの写真探しはキツイものでした。ratはいわゆるドブネズミ。ratで画像検索すると大量の目を背けずにはいられない写真が。それでもなんとかratを探し出してゲラに入れると、著者校には「わかりにくい!」。カーネーションの項目では、たくさんの種類のカーネーションがギューッと集められたものを探し出して、「これなら気に入ってもらえるはず!」とゲラに入れ込んで返ってきた著者校には「なんだこりゃ?」。確かにモノクロではカビにしか見えませんでした。写真サイトの表示がアバウトなことにも困りました。ウルフとコヨーテの写真を探してゲラに入れると、著者校には「どちらも同じに見えますが?」。よく見ると同じウルフの子が違う角度から撮られているだけでした。でもこっちの写真にはウルフ、そっちの写真にはコヨーテと表示があったのに。

年末、だらだらやらずに1日で終わらせようと朝から画像探しを始めたのですが、夜中になっても、朝方になっても終わりません。サーモンの項目で「熊もサケの遡上を待っている」というネームがつく写真を探していると、遡上して跳ね上がった鮭を熊が口を開けて待ち構えている劇的瞬間のものを探し当てました。「見つけた!」と一瞬は興奮したのですが、シンとした夜明け前の静けさのせいか、「あと少しで上流だったのに、跳ね上がったら熊の口の中なんて」と必死で跳ね上がっている鮭がかわいそうになってしまいました。この作業もあと少し。なんだか終わるのがさみしくもありますが、発行が遅れて迷惑をかけているので急ぎます!

ワタヒキ

2021年02月18日

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