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  • 社長コラム

甘んじて受け入れます

このコラムのサムネイル画像が変わったことにお気づきでしょうか。
元々はロゴだけのシンプルな(シンプルすぎる)サムネイル画像にしていましたが、今回から私の顔写真が載ってしまうことになりました。
「元のシンプルすぎる画像だと地味すぎてさみしい」という意見が出て、「じゃあなんか作ってね」と言ったらこれが出てきたのでした。

本音を言うと、恥ずかしいので私は顔写真を載せたくはありません。
もっともらしい理由を付けて拒否しようかとも思いましたが、任せてしまった以上は了承した次第です。

社長という役割上、従業員からの提案を「オッケー!!」と了承したり「それはダメ」と却下したりするのが仕事です。
ベレ出版は社長がかなりの強権を持っているので、私の判断で結構なんでも却下できてしまいます。
強い決裁権を持つからこそ私情は入れてはならず、社長たるものこらえねばなりません。
「写真が載るのが恥ずかしい」くらいの私情で何を大げさな、という感じもしますが。

もちろん、きちんとした理由があって却下することもありますが、なんにせよ、承認するのも却下するのも勇気の要る決断です。
しかし、提案に対して却下ばかりしていると「どうせ却下されるだろうな」と思われて提案が出なくなりかねません。
それは会社にとって大きなマイナスなので、譲れないポイントは明確にした上で、その枠内では、前向きな提案はできる限り了承して応援するのが望ましい……と思っています。
ただ、これは言うは易く行うは難し、です。

神奈川県を拠点とする書店の有隣堂さんのYoutubeが大人気なのですが、有隣堂の社長さんは動画の製作チームに対して「守るべき原則を示した上で、あとは任せて何も口出しをしない」と決めているそうです。
有隣堂さんのYoutubeは、MCのR.Bブッコロー氏の自由なトークが特長で、ときに毒舌が話題になります。
そんなトークが人気の理由の一つではあるのですが、「そんなこと言って大丈夫か、ブッコロー」と見ているこちらが心配になることも多々あります。
自分が社長だったらヒヤヒヤしそうですが、任せた以上は信じて放任するという社長の器の大きさを感じますね。

それと比べて、私はというと「自分の顔写真を使われたらイヤだ」とか……その程度のことでウジウジ言ってちゃだめだな!!と反省する限りであります。
ということで、今回のサムネイルも「この画像の方がいい」と判断した社員を信じて、甘んじて受け入れます。
……でも、もし不評だったらまた変えてもらおう!(笑)

書籍『老舗書店「有隣堂」が作る企業YouTubeの世界』(ホーム社)とR.B.ブッコローのLaQ(ブロック玩具)

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