2025.10.24 NEW 社長コラム “推し”になりたい 今年も神保町ブックフェスティバルの季節がやってきました。(この記事をご覧になる頃には、すでに終了しているかもしれませんが…)今年は、10月25日(土)・26日(日)の2日間の開催予定となっているのですが…現時点では天候が危ぶまれております。ただ、25日(土)の開催はとりあえず、決定されたようですので、ご来場される方がいれば、ぜひベレ出版ブースにもお立ち寄りください。(10月27日追記:残念ながら両日とも、悪天候のため中止となりました…。楽しみにしていただいた皆さん、申し訳ありませんでした) ところで、皆さんは書店さんで本を買うとき、何を考慮して本を選びますか?「どんなジャンルの本か」ということがあった上ですが、まずは、タイトルや表紙を見て選びますよね。それから、好きな著者、知っている著者かどうか。実用系や学術系の書籍であれば、著者プロフィールを重視するかもしれません。 では、「出版社名」で選ぶことは、どれくらいあるでしょうか。私の予想では、多くの方が出版社の名前をほぼ意識していないのではないか?と思っています。私自身は仕事柄、タイトルや表紙を見て「おっ!」と思ったらまず奥付で出版社名を確認するムーブをしてしまうのですが、これは特殊な例でしょう。 読者が本を中身で選ぶのは当然で、出版社を意識しないのもごく自然ですが、野菜を産地で選んだり、食品をメーカーで選ぶように、書籍を出版社で選ぶのも意外とおもしろいかもしれません。出版社を意識し始めると、それぞれの個性が見えてくると思います。 出版業界の中にいると、出版社ごとの理念や出版方針を知る機会もあるので、「あー、あの会社らしい本を出したなぁ」とか「あれ、この会社はこういう本も出すんだ、意外だな」といった感想を持ちます。そんな出版社の個性を感じていただくと、本選びにもまた違ったおもしろさを感じていただけるのではないかと思います。「この出版社の本は自分に合うなぁ」という“推し”が見つかるとお目当ての本が見つけやすくなるかもしれませんよ。 神保町ブックフェスティバルやBOOK MARKETといった出版社直販のイベントはそういった「“推し”の出版社探し」の機会にしていただけると、より楽しめると思います。多くの方がブースにお越しいただけるのを楽しみにしています。とはいえ、まずは天気ですね。なんとか雨が止んでくれることを祈ります。(10月27日追記:弊社としても中止は残念無念でした。来年こそは好天に恵まれることを祈ります!!)