2026.02.23 NEW 社長コラム ベレー帽の男 このコラムはベレ出版の内情をチラ見せするコンセプトでお届けしています。そのため、ときに内輪ネタやごく私的なテーマに触れることもありますが、何卒お許しいただければと思います。 今回のコラムは、ある意味公的でもあり、私的でもある内容となります。年が明けた1月3日に、弊社創業者である父、内田眞吾がこの世を去りました。病が見つかってから亡くなるまで1週間足らずという急な展開だったこと、さらに年末年始の最中の出来事だったこともあり、わりとバタバタしたのですが、年始に内々で葬儀は済ませ、つい先日、無事に四十九日法要も終わりまして、今はようやく一段落といったところです。 本コラムをお読みの読者には、父をご存じの方もいらっしゃるかと思います。この場を借りて、故人への生前のご厚誼に深く感謝申し上げます。 父がベレ出版を創業したのは54歳の時でした。54歳というのは創業者としては比較的高齢だと思います。その年齢で創業という大きなチャレンジに踏み切ったバイタリティには、身内ながら改めて感心させられます。つねにエネルギッシュ、言い方を変えると、とても騒がしい人でしたが創業後のベレ出版の急成長は、そのエネルギーに依るところが多分にありました。私は今45歳ですが、10年後に同じようなエネルギーとモチベーションを発揮できるか?と考えると、正直、ちょっと自信がない、かもしれません。 父は書店営業をしていた時代に、いつもベレー帽を被って店舗訪問をしていたのでベレー帽がトレードマークになっていました。それがベレ出版の社名の由来になっています。そのことを知る方からは、以前から「ベレー帽を被らないの?」「そろそろ被ったら?」と言われるのですが業務中にベレー帽を被る気は、まったくありません!!そこは別に受け継がなくていいと思っていますが、会社理念や会社経営の考え方、仕事への向き合い方など、受け継ぐべきことは他にたくさんありますので、それらは今後もしっかりと引き継いでいく所存です。ベレー帽はどうかご勘弁ください。※実は、神保町ブックフェスティバル等のイベントのときだけ被ってます。 一方で、受け継ぐだけでなく、進化していくという意味で変えた方がいいことは、前例にとらわれずに変えていくべきでもあります。父が亡くなった後で、ある社員から、「これを機会に、第二の創業のつもりで、もう一度会社を成長させよう」といった言葉をもらいました。確かに、会社にとってこれほど大きな出来事はそうそうありません。この「大きな転機」を父から受け取ったものと捉えて、会社をより良く進化させるきっかけにしたいと考えています。なお、弊社は1月決算なので、2月から新しい期が始まっています。ベレ出版の「第2章」の始まりということで、気持ちを新たに奮起して、頑張りたいと思います。今後もどうぞよろしくお願いいたします。 ちなみに、父の出身である明日香出版社さんのwikipedia情報では 語学書で知られるベレ出版は、明日香出版社の語学書編集者が独立して設立された出版社である。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%97%A5%E9%A6%99%E5%87%BA%E7%89%88%E7%A4%BE と書かれているのですが、父はバリバリの営業出身なのでした。この機会にこっそり訂正させていただきます。