2026.02.26 NEW 編集部コラム 悪夢に負けないホラーの楽しみ方 私は怖いものが大好きです。しかし、去年ごろから、ホラーにふれた日の夜は決まって後味の悪い夢をみるようになってしまいました。心霊番組やホラー映画といった映像で味わった恐怖はもちろん、お化け屋敷の怖い仕掛けまでもが、夢の中ではスケールアップし、よりリアルになって襲いかかってくるのです。そんな夢を見た日の朝は、いつも心臓がバクバクして飛び起きます。悪夢の不気味さも嫌ですが、特に辛いのは最悪な目覚めによる身体へのダメージです。オープン前からチェックしていた新しくできたお化け屋敷にも、翌日の体調不良の記憶が頭をよぎり未だに行けていません。あんなに心待ちにしていたのに、体調を優先して諦めざるを得ないのが本当に悔しいです。 「悪夢に負けてしまうなんて……!」と、大好きなホラーを前にして不甲斐なく感じていた私ですが、最近ひとつの解決策を見つけました。 それは、ホラー小説です。 ある日、ホラー小説を読み終えて眠りについたのですが、翌朝、悪夢をみることなく目覚めていました。映像や造形物によって与えられる直接的な恐怖と、文章から想像する怖さは、また違ったものなのでしょう。 ホラー小説の魅力は、すべてがはっきりと描かれているわけではなく、読み手の想像に委ねられている部分があるところだと思います。その日の気分や体調に合わせて、自分のペースで読み進められるのも小説ならではですね。映像のように一気に押し寄せてくる恐怖と違い、静かに、じわじわと染み込んでくる怖さだからこそ、読み終えたあとも不思議と心は落ち着いていて、頭の中で必要以上に膨らむことがないのだと思います。 もしかすると、想像力があまり豊かではないということなのかもしれませんが、もうホラーからは卒業しないとダメかも……、と諦めかけていたので少しほっとしております。 ミウラ