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  • 著者のコラム

イラストで、学んで、遊んで・・[3]

著者 すずきひろし(英語講師・イラストレーター)

4月新刊『語源とイラストで覚える理系英単語BOOK』のすべてのイラストを描いたすずきひろし先生の連載です。英語講師、著者、そして語源のイメージをイラスト化するイラストレーターでもある、という特異な存在のすずき先生。第3回は、「イラストを描く速さはプレゼン資料の経験が活きている」、というお話です。

第3回 イラスト描きに使うのは最も手軽なツール

さて、イラストをどんなツールで描いているかのお話をします。秘密がそこにあります。

使い慣れたツールを使う

第1回のところで「使い慣れたPowerPoint」という言い方をしました。外資系企業の技術者として、プレゼンテーション資料の形で数多くのスライドを作って来ました。

英米人への説明をするにあたり、母語ではない英語を使わなければならないというハンディキャップを、図解で示すことでなんとか克服してきました。それを続ける中で、割と器用に図形ツールを使えるようになっていました。第1回に書いたように、それを使って前置詞のイメージを図解化したのがそもそもの始まりでした。

以来、今でも基本的にはPowerPointを使っています。しかも最近まで、使い慣れたOffice2003を使っていました。AdobeのIllustrator(以下ai)を使った方が速いとよくアドバイスされますが、aiを試してみても私にとってはやはりPowerPointの方がずっと速いです。「aiが速い」という人でも、私が描く速度を話すと驚きますから、ほんとに速いのだと思います。

※一部のパーツでaiを使うこともあります。また清書としてaiで仕上げてもらう場合もあります。

弱みが強み:制約を特徴にする

このやり方だとどうしても「図形っぽく」なります。「手描きっぽさが好まれる」ということも言われますのでそれを気にすることもあります。

『15時間で速習英語耳』(KADOKAWA)のイラストを頼まれたときに「手描きじゃなくていいですか?」ときくと、著者の松澤喜好先生が

「ほかの人には真似できない、それがあなたの特徴でしょ?」

と言ってくれたのがとても自信になりました。

専用ソフトに比べれば、PowerPointではできることには制約があります。でもその制限によってこそ、「簡素」が保たれているのかもしれません。その制約の中でできる限りのことを表現しようというのも自分にとっての挑戦であるし、その挑戦が楽しみなのかも知れません。

数年前にPowerPoint 2003で趣味として描いたイラストがこれです。それほど難しくありません。楽しいですよ。

PowerPointイラスト1
PowerPointイラスト2
PowerPointイラスト3

私はカルチャーセンターでも英語を教えていますが、カルチャーセンターで「MS Officeで描くイラスト」という講座もいつか開いてみたいとも思っています。コンピュータを使ったイラストには特別なツールが要ると思っている人もいるかも知れませんが、Officeで普通のマウスで気軽に描けますよ。

簡単な画像ソフト(例えばペイントショップPro)でさらに加工するとこんなふうにもできます。

画像ソフトで加工したイラスト1
画像ソフトで加工したイラスト2
画像ソフトで加工したイラスト3

次の最終回は「何歳からでも夢は叶う」です。


記事を書いた人:すずきひろし

神奈川県生まれ。英語講師でイラストレーター。外資系機械メーカーでグローバル製品の開発に技術者として20年以上携わり、現在は相模原市に開いた「おとなのための英語塾」やカルチャーセンターで初歩の英語やビジネス英語などの講座を持つ。英語の文法や単語の意味をイラストを使って楽しくわかり易く明示化することを得意とし、ベレ出版『使い分けBOOK』シリーズでは各々500カット以上の説明図解イラストを自ら作成したほか、『英単語の語源図鑑』(共著・かんき出版)や『50歳からの語源で覚えて忘れない英単語1450』(PHP研究所)では英単語の語源と意味をイラストで表現している。著書はほかに『やさしい英単語の相性図鑑』(ソシム)など。実務書用などのイラスト製作も手掛ける

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